軽が年間200万台へ、輸入車NO.2争いも白熱
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した11月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は32万4423台、前年同月比100.2%(貨物車、バスを含む新車総販売数は39万3942台、前年同月比99.6%)と、わずかながら3カ月ぶりに前年を上回った。3ナンバーの普通車は10万706台、前年同月比13.7%減だったが、5ナンバーの小型車が11万3056台、同8.4%増、軽乗用車も11万661台、同7.8%増と好調だった。ここ2カ月、9月3.7%減、10月6.7%減とエコカー補助金終了による反動減に見舞われたが、今年同様に9月に新車購入補助金が終了した10年当時の前年同月比が9月3.2%減、10月25.9%減、11月29.8%減だったことを考えれば、その影響は軽微で、12月も昨年レベルの売れ行きが確保できれば、年間合計でリーマンショック前の07年を上回るはずだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチ1708台、日産ラティオ873台、三菱ミラージュ2467台含む)は19万3791台で、前年同月比は95.7%。メーカーブランド合計ではトヨタ、スバル、三菱以外は前年を下回り、特にホンダは1万9542台、前年同月比59.7%と落ち込み、1~11月累計で6000台弱、日産に抜かれてしまった。月間ランキングでは、「アクア」が2万6346台で2カ月連続トップ、軽乗用車を含めた乗用車全体でも2カ月連続トップとなった。2~4位は「トヨタ プリウス」、「日産 ノート」、「ホンダ フィット(シャトル含む)」で前月から変動なしだが、前年を上回っているのは175.9%増のノートだけだ。 前年同月比の伸び率では5637台で402.9%増とダントツの「スバル インプレッサ(スポーツ、G4、XV、WRXの合計)」も要注目。昨年の倍以上の売れ行きをキープしているスポーツ、G4に加え、9月に投入された「XV」が好調で、順位も「トヨタ カローラ/ヴィッツ」に次いで、7位にランクアップした。
軽自動車は貨物車を含めた全体でも14万9968台、前年同月比104.6%と14カ月連続のプラス。車名別では「ホンダ N BOX(+含む)」が1万6406台で2カ月連続トップ。2~4位は「ダイハツ ミラ(イース、ココア含む)」1万4764台、「スズキ ワゴンR」1万4368台、「ダイハツ タント」1万2332台で、5位に「ホンダ N-ONE」が9674台でランクインした。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万9572台、前年同月比は110.6%(日本メーカー製を含む輸入乗用車全体では2万5019台、同115.4%)で7カ月連続で前年を上回った。海外メーカーブランド別乗用車ランキングではVW(フォルクスワーゲン)が前年を下回ったものの4584台で2カ月連続トップ。2位はBMW(ミニを除く)で3377台、3位はメルセデス・ベンツで3095台だった。上位陣では4位アウディの26.3%増が伸び率トップで、12位シトロエンまで、前年同月比プラスと好調だ。
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