トップ3以外は好不調交差。10月マーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した10月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は32万780台、前年同月比は127.6%(貨物車、バスを含む新車総販売台数は38万1114台/前年同月比125.2%)と14カ月ぶりに前年を上回った。大震災の影響で落ち込んでいた各社の生産レベルが回復し、受注残の解消が順調に進んだことが大きな要因だが、昨年は新車購入補助金制度が9月で終了した反動で、販売台数が大きく落ち込んでいたことも見逃せない。今年10月の32万780台という販売台数は、リーマンショックで大打撃を受けた08年は上回っているものの、公的支援策で回復基調となっていた09年の33万9567台には届いていないのだ。さらにタイの大洪水による各社の生産調整が始まっていることもあり、いまだ予断を許さない状況といえるだろう。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチ輸入分含む)は20万5501台で、前年同月比は127.6%。メーカーブランド合計では、6カ月連続で前年同月比がプラスのスズキ、5カ月連続プラスのレクサス、2カ月連続プラスのホンダ、マツダに加え、トヨタが10万9067台で19.3%増とプラスに転じたほか、日産34.1%増、スバル84.4%増、三菱68.8%増、ダイハツ52.6%増とすべて前年を上回った。
月間ランキングでは「トヨタ プリウス(α含む)」が2万9632台で5カ月連続トップ。トップ3は2位「ホンダ フィット(シャトル含む)」2万2352台、3位「トヨタ ヴィッツ」1万9台と続き、これで5カ月連続で順位変動がなく、プリウス、フィット、ヴィッツの顔ぶれは10カ月連続でトップ3独占と、安定した売れ行きとなっている。ただ「ホンダ ステップワゴン」が前月18位から7位に順位を上げ、「マツダ デミオ」が前月6位から12位に後退するなど、トップ3以外は好不調が交差する結果となった。
軽自動車は乗用車部門が10万509台で、前年同月比125.9%(貨物車を含めた全体は13万3187台/前年同月比119.9%)と13カ月ぶりのプラスとなった。車名別では「イース」が好調に売れている「ミラ(ココア、イース含む)」がトップ、2位にも「タント」がつけ、ダイハツ勢が1-2位独占を果たした。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万3965台、前年同月比136.2%と3カ月連続のプラス(日本メーカー製を含む輸入乗用車全体では1万8265台、前年同月比134.1%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が3861台で10カ月連続トップ。2位にはBMW(ミニを除く)が2215台でワンランクアップし、メルセデス・ベンツは1771台で3位に後退。ただ、アウディ、ミニ、ボルボ、フィアット、プジョー、ポルシェ、シトロエンのトップ10はすべて前年を上回る売れ行きと好調がキープしている。
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