80年代の傑作車「パンダ」から生まれた「グランデパンダ」。内装はプラスチッキーだが強力な個性
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 6
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 6
アメリカ、フランス、イタリアにまたがってマルチブランド戦略を推し進めるステランティスグループは看板CEOのカルロス・タバレスが退任して難しい年を終えた。
昨年2024年の販売実績は約542万台と、約639万台だった前年同期に比べるとおよそ18%の減少である。これは言うまでもなく同社が欧州内で積極的に推し進めている電動化に対して、販売が低迷しているのがハードルになっているからだ。
しかしBEVの普及は地球温暖化ガスの低減と同義語であり、不可逆的である。ゆえに今も積極的に電動化開発を進めており、各ブランドにBEVのポートフォリオを揃えている。とりわけヨーロッパでは各メーカーが傘下のブランドを横断する共通プラットフォームをベースに比較的手の届きやすい価格帯のモデルを広く提供し、中国勢の進出に対抗している。
中でもフィアットは同グループの最多販売グループで、2023年には135万台を出荷している(純エンジン車、PHEVなども含めた数字)。このフィアットから“伝説のモデル”が電動化されて蘇った。「フィアット パンダ」である。
1980年に登場した第一世代のオリジナル・パンダは巨匠・ジウジアーロが手掛けた全く飾り気のない2ボックスデザインで、キャンバス地のハンモックシートを採用するなどシンプルなコンセプトで2世代目を含んでおよそ780万台が販売された。
そして今年、この歴史的モデルを現代に解釈しなおした“BEVバージョン”である「グランデパンダ」が発表された。ベースとなったのは、BEVとエンジン車の両方に対応可能なステランティスのスマートカープラットフォーム「Smart Car Platform」である。ちなみにスBEV販売の“スローダウン”を受けて、このモデルには1.2リッターのマイルドハイブリッドモデルも用意されている。
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