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SUVを購入するなら知っておこう。基礎知識から選び方まで徹底解説【購入ガイド】

SUVを購入するなら知っておこう。基礎知識から選び方まで徹底解説【購入ガイド】

さまざまな車のボディタイプがある中で、最近街中でよく見かけるのはSUVモデルではないでしょうか。国内・海外を問わず、数多くの自動車メーカーがSUVモデルを開発しています。

SUVを選ぶ際には、どのような点に着目すればよいのでしょうか。注目ポイントやSUVのメリット&デメリットについて解説します。街乗りやアウトドアにおすすめのSUV全14選もご紹介しますので、自分に合うSUVを探してみましょう。

購入前に知っておきたいSUVの基礎知識

最近は街中で見かけない日はないほど、SUV車の人気が定着しています。アウトドアや旅行が好きな方であれば、SUV車の魅力に引かれるのではないでしょうか。

車は大きなお買い物のため、後悔しない車選びをしたいものです。SUV車購入の際に、どのような点に着目すればよいのか、基礎知識を蓄えておきましょう。

SUVの意味とは?

SUVという語は、約20年前から使用されるようになった言葉で、かつてはRV車などと呼ばれていました。「スポーツユーティリティビークル(Sport Utility Vehicle)」のアルファベット頭文字を取った略語で、アメリカで作られた造語といわれています。

実用性重視のRV車よりも、見栄えを重視したおしゃれな多目的車です。ただし、車検証の「車体の形状」に「SUV」という区分けはありません。車検証では、箱型・幌型・ステーションワゴンの3種類に分けられるため、SUVはステーションワゴン扱いとなります。

SUVの人気は続いている

見栄えが良く積載能力に優れており、悪路走行性能も高いSUVの人気は衰える兆しがありません。自動車の分類でセミキャブワゴンとして区分けされるミニバンも車高が高く、広い室内空間ゆえに人気です。

ファミリー層に人気が高いミニバンとは一線を画し、より趣味性が高く悪路走破性能を求める人たちにSUVは支持されているといわれています。車高が高く大径タイヤを装着し、力強く存在感のあるボディフォルムがSUVの魅力です。

SUVに乗るメリットとデメリット

SUVを購入する前に、メリット・デメリットを確認しておきましょう。事前に予備知識があれば上手く対応し、満足のいくカーライフを送れます。主な点は下記を参考にしてください。

【メリット】
・荷物をたくさん積める
・剛性/耐久性が高い
・運転席の視点が高いため視認性に優れている
・人気車のためリセールバリューが比較的高い

【デメリット】
・燃費が低い
・初期費用や維持費が高い
・乗降がしにくい
・全高が高いため立体駐車場に入れない場合がある

SUVのタイプ別の特徴

先ほどSUVの意味を取り上げましたが、日本ではSUVの定義はありません。デザインやボディサイズも決まりがあるわけではなく、各自動車メーカーのコンセプトにより決定されるケースが一般的です。現在、SUVの種類は6種類に分けられます。ひとつずつ特徴をチェックしてみましょう。

軽SUV

排気量660cc以下の軽自動車規格のSUVは、初期費用や維持費が安いため人気があります。車体が小型のため車両費用や自動車税が抑えられており、車両重量が軽いため車両重量税なども安いことが魅力です。

軽自動車規格内で室内空間を広くするための工夫がされているモデルが多く、見た目よりも荷物を載せられます。

【軽SUV代表人気車種】

自動車メーカー車種名
スズキハスラー
ダイハツタフト

コンパクトSUV

コンパクトカーの定義も明確でないものの、軽自動車規格の排気量660cc以上であることが基準です。大抵の場合、全長が4,400mm以下のSUVがコンパクトSUVと呼ばれています。住宅地や駐車場などでの取り回しがしやすく、運転に慣れていない方にも人気があるタイプです。

ただし輸入車ブランドの中には、他の大型ボディと比較して全長4,400mmを超えていてもコンパクトに区分けしている車種があります。

【コンパクトSUV代表人気車種】

自動車メーカー車種名
トヨタライズ
ホンダヴェゼル

ミドルサイズSUV

一般的にボディサイズが全長4,400mm~4,800mmの車は、ミドルサイズクラスと呼ばれています。力強さを感じる存在感があり、オフロードでも安定した走りを体感可能です。サイズはミドルでも、ラグジュアリー感あふれるデザインや機能を装備した高級SUVも販売されています。

【ミドルサイズSUV代表人気車種】

自動車メーカー車種名
トヨタハリアー
スバルフォレスター

フルサイズSUV

全長4,800mm以上のボディサイズは、フルサイズまたはラージサイズと呼ばれます。圧倒的な存在感を醸し出す、力強い精悍なフロントマスクが特徴です。

道路状況に左右されることがほぼない、非常に優れた悪路走行性能を誇ります。エクステリアはタフさを強調し、インテリアは上質なエレガントさを追求した高級モデルも多数販売されているためチェックしてみましょう。

【フルサイズSUV代表人気車種】

自動車メーカー車種名
トヨタランドクルーザー プラド
マツダCX-8

クロスオーバーSUV

オフロードよりもオンロード、つまり街乗りをメインに開発されたモデルがクロスオーバーSUVです。シティ派・都会派SUVとも呼ばれます。趣味性と実用性を両立したモデルとして人気が高く、SUVの主流的存在です。

クロスオーバーとは違う分野のものを組み合わせ、新たに作り出すことを指します。乗用車のプラットフォームをベースとした車両に、高い車高や大径タイヤの装着を組み合わせているのも特徴です。

クロスオーバーSUV代表人気車種

自動車メーカー車種名
日産エクストレイル
トヨタヤリス クロス

クロスカントリーSUV

SUVの元祖は軍用ジープです。原野や荒地の走行を目的として四輪駆動車といわれています。後にオフロード走行を競う競技であるクロスカントリーレースが行われるようになり、オフロード走行に特化して開発された車をクロスカントリーSUV(クロカン)と呼ぶようになりました。

大抵の場合、ラダーフレームに強靭なサスペンションの組み合わせが特徴です。本格的なオフロード走行を楽しみたい方からの高い支持を得ています。

【クロスカントリーSUV代表人気車種】

自動車メーカー車種名
ジープラングラー
スズキジムニー

SUVを選ぶ時のポイントは3つ

豊富な種類の中から、自分に合うSUVをどのように決めればよいのでしょうか。賢く選ぶ際に、判断材料となるポイントはいくつかあります。最初に予算を決めましょう。他に着目できるポイントの中から、主な3つのポイントを解説します。

用途に合わせて選ぶ

どのようなシーンで利用する機会が多いのか、使用用途を考慮しましょう。1~2名でドライブする機会が多いのであれば軽またはコンパクトSUV、5人以上乗車する機会が多い場合は3列シートが備わったミドルまたはフルサイズSUVといった具合です。

ショッピングモールやマンションなどの機械式立体駐車場を利用する機会が多い方は、全高1,550mm以下のSUVを選ぶと安心といわれています。自分の生活環境を考慮することが大切です。

駆動方式で選ぶ

かつて、アウトドア志向のSUV車は4WDが主流でした。現在は2WDのSUVも多く販売されています。基本的に4WDは大型SUVに多く、2WDは軽やミドルSUVに多いといわれているものの、一概には言えません。

タフな外観デザインであっても、4WDグレードがない場合もあります。雪道や坂道を頻繁に走る方には4WDのSUVがおすすめです。過酷な路面状況を走る場合はサスペンションが破損しないよう、駆動方式や走行性能を確認することが重要です。

デザインで選ぶ

見た目のデザイン最優先で選ぶという方法もあります。自分が好きなデザインの車であれば、いつまでも飽きずに乗れるのではないでしょうか。大切に扱おうという気持ちになり、結果的に良好な車両状態を保てることがメリットです。

街乗りメインであれば都会にもなじむデザインを、オフロードでの利用がメインであればアウトドアの雰囲気になじむデザインがおすすめです。

街乗りにおすすめのスマートなSUV7選

日常使いができるSUVを探すポイントとして、街中の雰囲気に似合うスタイリッシュなデザインを挙げる人が多くいます。多くの自動車メーカーが販売している、街乗り向けのクロスオーバーSUVをチェックしてみましょう。おすすめ7選をご紹介します。記載している新車・中古車価格は、2022年9月22日時点の情報です。

マツダ CX-8

3列シート仕様のマツダCX-8は、美しいプロポーションが魅力です。2020年に商品改良が施されました。2022年9月現在、現行モデルの注文受付は終了し、販売店の在庫が無くなり次第販売終了となります。

項目スペック
排気量(L)2.188/2.488
WLTCモード燃費(km/L)11.6~15.8
乗車定員6/7名
新車価格帯(税込)299万4,200円~483万4,500円
中古車価格帯(税込)199万8,000円~529万8,000円

参考になるのは『静粛性、乗り心地が良く、ゆったりと運転できる』というcarview!のユーザーレビューです。

日産 エクストレイル e-POWER

日産 エクストレイルは、2022年8月に新型モデルが登場しました。 e-4ORCEグレードは、日産の電動化技術により、4WDの常識を覆すよりパワフルでなめらかな走りが魅力です。

項目スペック
排気量(L)1.497
WLTCモード燃費(km/L)18.3~19.7
乗車定員5/7名
新車価格帯(税込)319万8,800円~484万6,600円
中古車価格帯(税込)449.8万円~518.8万円

carview!のユーザーレビューには『ラゲッジスペースが広い、目線が高いので長距離移動が楽。』という声が寄せられています。

トヨタ ライズ ハイブリッド

5ナンバーサイズのトヨタ ライズは、堂々とした迫力のあるシルエットが魅力です。ハイブリッドモデルは、クラストップレベルの低燃費を実現しています。

項目スペック
排気量(L)1.196
WLTCモード燃費(km/L)28.0
乗車定員5名
新車価格帯(税込)216万3,000円~232万8,000円
中古車価格帯(税込)139万8,000円~329万9,000円

carview!の評価では『数字以上に大きく見える立派なデザイン。カスタムパーツが割と豊富。燃費がとても良い。軽快な加速感。』という声が満足ポイントです。

レクサス RX

美しいフォルムをまとい、ラグジュアリーSUVとして知名度が高いレクサス RXは、走る楽しさを追求しています。2022年に新型モデルの発表が行われ、10月頃から発売開始予定です。

項目スペック
排気量(L)3.456
WLTCモード燃費(km/L)14.7
乗車定員6/7名
新車価格帯(税込)524万円~796万円
中古車価格帯(税込)89万8,000円~1,080万円

carview!のユーザーレビューには『安定のレクサス品質とサポート、重厚な乗り味とクセのないハンドリング。』が満足している点として挙げられています。

トヨタ RAV4

トヨタ RAV4は、街中の雰囲気に溶け込むデザインと、オフロード環境になじむデザインの2種類から選べることが魅力です。

項目スペック
排気量(L)1,986~2,487
WLTCモード燃費(km/L)15.2~21.4
乗車定員5名
新車価格帯(税込)277万4,000円~408万5,000円
中古車価格帯(税込)230万円~560万6,000円

carview!には『大きい分、ゆったりとした空間を感じ遠出は楽です。』というユーザーレビューがあります。

ホンダ ヴェゼル

美しいクーペを思わせるプロポーションのホンダ ヴェゼルは、2021~2022 日本自動車殿堂カーオブザイヤーを受賞しました。

項目スペック
排気量(L)1,496
WLTCモード燃費(km/L)15.6~25.0
乗車定員5名
新車価格帯(税込)227万9,200円~329万8,900円
中古車価格帯(税込)179万9,000円~449万9,000円

carview!のユーザーレビューには『荷物積んだり、後ろに人乗せても窮屈さが無かったり、このクラスのSUVにしては非常に使い勝手がいいです。外装、内装のデザインも飽きが来にくい。』という声があります。

スバル XV

スバル XVは、力強さと美しさが両立した、洗練された内外装デザインが魅力です。次期モデルから「クロストレック」へと名前が変わります。

項目スペック
排気量(L)1,599~1,995
WLTCモード燃費(km/L)13.3~15.0
乗車定員5名
新車価格帯(税込)220万円~295万9,000円
中古車価格帯(税込)122万8,000円~345万円

carview!には『スバルらしく重厚な内外装デザイン。ドライバーの意思にぴったり追従するハンドリング。安定した加速と走行性能。』というユーザーレビューが寄せられています。

アウトドア・オフロードにおすすめSUV7選

アウトドアやオフロード走行など、自由時間を満喫したい方や趣味性の高い車に興味がある方におすすめなSUVモデルも多数販売されています。数あるラインナップから代表7車種をご紹介しますので、車選びの参考にしてください。記載している新車・中古車価格は、2022年9月22日時点の情報です。

トヨタ ランドクルーザー プラド

トヨタ ランドクルーザー プラドは、ラダーフレーム採用で強度と高剛性は維持しつつ、大幅なボディ軽量化を実現した、革新と伝統が共存しているパワフルなSUVです。

項目スペック
排気量(L)2,693~2,754
WLTCモード燃費(km/L)8.3~11.2
乗車定員5/7名
新車価格帯(税込)367万6,000円~554万3,000円
中古車価格帯(税込)198万円~768万8,000円

carview!には『運転視野が高く、疲れが出にくい気がする。室内もゆったりしていて窮屈感がない。』という満足の声が寄せられています。

トヨタ ランドクルーザー 300

世界最高峰とも評される本格SUVのトヨタ ランドクルーザーは、2021年8月にフルモデルチェンジが行われました。エンジンは300系となっています。国内では最大級の大型ボディで、最低地上高の高さも魅力です。

項目スペック
排気量(L)3,345~3,444
WLTCモード燃費(km/L)7.9~9.7
乗車定員5/7名
新車価格帯(税込)510万円~800万円
中古車価格帯(税込)1,238万円~1,959万円

carview!のユーザーレビューでは『高級感ある室内空間と走りの良さ。』が満足している点として挙げられています。

ジープ ラングラー

伝統ある四輪駆動車ブランドのジープは、SUVの歴史に欠かせない存在です。ジープ ラングラーは、ジープの高い4×4性能技術が注ぎ込まれ、TRAIL RATED®のバッジを与えられました。

項目スペック
排気量(L)1,995
WLTCモード燃費(km/L)9.2~10.0
乗車定員5名
新車価格帯(税込)510万円~800万円
中古車価格帯(税込)499万円~1,368万円

carview!のユーザーレビューでは『高い悪路走破性を保ちながら操縦性と居住性を高度にバランスしている所を含めて楽しくなる車です。』と評価されています。

スバル フォレスター

スバル フォレスターは、頼れる相棒という存在を目指し、使い勝手の良さを追求して開発されました。

項目スペック
排気量(L)1,795~1,995
WLTCモード燃費(km/L)13.6~14.0
乗車定員5名
新車価格帯(税込)299万2,000円~363万円
中古車価格帯(税込)249万円~426万9,000円

carview!には『オンロードの走破性もかなり高いです。できるだけ直接確認できるようなコンセプトでデザインされているため、見切りが良いです。』というユーザーレビューがあります。

スズキ ハスラー

デザイン性の人気が高い軽SUVは、スズキ ハスラーです。リヤシート背面とラゲッジフロアには、汚れや水分に強い素材が使用されています。多彩なシートアレンジが魅力です。

項目スペック
排気量(L)0.657~0.658
WLTCモード燃費(km/L)20.8~25.0
乗車定員4名
新車価格帯(税込)136万5,100円~181万7,200円
中古車価格帯(税込)99万円~268万円

carview!ユーザーレビューの満足している点には『海に山に、都会の喧騒にも合う。小っちゃいくせに存在感有り。』という声があります。

スズキ ジムニー

スズキ ジムニーは、ラダーフレーム構造採用の本格4WD軽SUVとして、世界中のコアなファンから愛されている車です。

項目スペック
排気量(L)0.658
WLTCモード燃費(km/L)14.3~16.6
乗車定員4名
新車価格帯(税込)155万5,400円~190万3,000円
中古車価格帯(税込)10万円~385万円

carview!のユーザーレビューには『中古パーツ・アフターパーツが豊富。』という声や『自分で作り上げる喜び』という声があります。カスタム好きにはたまらないSUVです。

ダイハツ タフト

ダイハツは「青空SUV」という表現を使っているように、タフトはスカイフィールトップという、前席頭上のガラスルーフが採用されています。車内で開放感を体感できることが魅力です。

項目スペック
排気量(L)0.658
WLTCモード燃費(km/L)19.6~20.5
乗車定員4名
新車価格帯(税込)135万3,000円~167万2,000円
中古車価格帯(税込)109万9,000円~238万円

carview!のユーザーレビューには『スカイルーフの開放感。アイポイントが高い。』という満足の声があります。

まとめ

安定した人気を誇るSUVは多くの自動車メーカーが独自のコンセプトを掲げ、魅力あふれるモデルを開発しています。走行性能やデザインはさまざまです。

どのような条件を重視したいかをまず確認しましょう。条件全てをかなえる車種を見つけることは現実的ではないものの、根気強く探せば好みに合ったSUVに出会う可能性が高くなります。特徴を把握しながら車選びを楽しみましょう。

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