ロッキーやライズも危ない? 「型式認定取り消し」の衝撃波と、ダイハツブランドの未来
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 51
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一方、国土交通省はダイハツ車の基準適合性を検査。1月19日には「トヨタ プロボックス」「マツダ ファミリアバン」などのダイハツが生産している商用バン4車種の出荷停止が解除されていました。
1/30には「ミライース」「ハイゼットカーゴ」「アトレー(デッキバン含む)」「ハイゼットトラック」とそのOEMモデルが新たに出荷停止の解除を受けるなど、事態は好転しつつあるようです。
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また、トラックボディの型式指定が取り消された「ダイハツ グランマックス」「トヨタ タウンエース」「マツダ ボンゴ」ですが、バンタイプ(ワンボックスボディ)は検証の結果、1月19日に出荷停止が解除されています。
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今後は同社の主力となる「ダイハツ タント」などの軽乗用モデルや、「トヨタ ライズ」「ダイハツ ロッキー」「トヨタ ルーミー」「ダイハツ トール」などのコンパクトカーも基準適合性が確認されれば出荷が再開されることになるでしょう。
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ただし、生産・販売が再開されたからといって市場が諸手を挙げて受け入れるとは限りません。
いまや貴重な軽2シーターオープンである「コペン」のようなモデルには熱狂的なファンがいるとしても、他のモデルはすでに強力なライバルが存在しています。
軽自動車の主流となるスーパーハイトワゴンでいえば、「ダイハツ タント」がなくても「ホンダ N-BOX」や「スズキ スペーシア」といった競合車を選べばいいわけです。
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「ルーミー/トール」のようなスライドドアの登録車を検討しているユーザーも、「スズキ ソリオ」という代替モデルがあるし、「ライズ/ロッキー」がなくても、まもなくホンダから登場するリーズナブルなSUVの「WR-V」が候補になるといった声もあります。
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いずれにしても、ほとんどのユーザーはダイハツというブランドにこだわっているわけではありません。今回の不正でブランドイメージが失墜したダイハツ車を積極的に選ぼうというマインドはかなり低くなってしまうと予想されます。
出荷再開が進んでも万事解決ではなく、ダイハツには茨の道が待っているというのが現実ではないでしょうか。
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