ロッキーやライズも危ない? 「型式認定取り消し」の衝撃波と、ダイハツブランドの未来
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 51
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 51
最後に、型式指定が取り消されたモデルの行く末を考えてみましょう。基本的は、そのまま生産(販売)終了になるか、もしくは型式指定の再申請を行うことが考えられます。
2022年3月に、日本で初めて型式指定を取り消された日野の大型トラック「プロフィア」は、その年の11月に型式指定を再申請、2023年3月にようやく再販売となっています。

<写真:日野 プロフィア>
技術的に必要な時間などはケースバイケースで変わるでしょうが、グランマックス/タウンエース/ボンゴの各トラックモデルについても、すぐさま型式指定を再取得して販売を再開するとは考えづらいといえます。
1.5リッターエンジンで、最大積載量800kg、4ナンバークラスのトラックというカテゴリーでは唯一かつベストの選択肢といえるモデルのため、年単位での販売休止というのは、こうした小型のトラックが仕事に必須なユーザーにとっても死活問題となりそうです。
代わりの効くモデルがあったとしても、昨今の生産状況を鑑みると、ダイハツが生産休止になったぶんを他社で完全にカバーできるというのも難しいでしょう。
とはいえ、市場ニーズに引っ張られて拙速な再開を目指すのではなく、しっかりと基準適合性を確認することがユーザーの信頼回復につながります。
慌てて確認作業を行い、後から保安基準に不適合だったなどということになれば、それこそ型式指定制度の根幹を揺るがす問題になります。
つまり、ダイハツで生産しているすべてのクルマが出荷再開となるには、かなりの時間がかかると予想されるのです。
間の悪いことに軽ハイトワゴンの「ムーヴ」はフルモデルチェンジを控えて現行型モデルが生産終了したまま、新型モデル(※2023年発表予定とされていた)を出せずにいると言われています。
型式指定の再取得、一時停止中のフルモデルチェンジ計画なども考慮すると、ダイハツのフルラインナップが元に戻るには数年の時間を要することになるかもしれません。
>>ダイハツ ムーヴってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>ダイハツ ムーヴのユーザーレビューはこちら
>>ダイハツ ムーヴの中古車情報はこちら
<終わり>
<写真:ダイハツ、トヨタ、マツダ、ホンダ、スズキ>
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ターボ車で5時間耐久を勝ち抜けるのか?スズキ「アルトワークス」で挑んだ暑さ対策と完走への戦略
リッター20キロ走る! ホンダの最高級ミニバン「“新”オデッセイ」登場! 全長4.8m“堂々”ボディに快適度アップの「大型シェード」新採用! 最新「3列・7人乗り」の“豪華仕様”が販売店でも話題に
「千葉県と栃木県を直結する特急」が今冬に運転! 元・房総特急の車両が両毛線まで直通
まもなく発売! 三菱の“オールラウンドミニバン”新型「デリカD:5」は何が進化した? スタイリングはより力強く! ハイテク搭載で向上した走破性も注目です
「6割も軽い!?」「イケメンすぎる…」Z900RSのチタンフルエキが登場
「もし助けが必要なら電話してくれ」とロバンペラにエール。コバライネンが語るラリーとフォーミュラの境界線
トヨタ最新「“3列7人/8人乗り”ミニバン」が凄いッ! 世界初「画期的ドア」&メーカー初の”安全機能”や運転支援技術がもり沢山! 人気トップ10にもランクインしている大人気「ノア」の革新的技術って?
富士山麓の「渋滞」回避へ! 国道138号の「抜け道」開通に歓喜の声、忍野村「村道鐘山線」
ホンダ「NS400R」(1985年)【80年代に登場したホンダのバイク図鑑】
「白紙に戻すべきではない」北陸新幹線延伸、維新8ルート提示で再燃! 米原・湖西・舞鶴案、一本化は見通せるのか
価格35万円! リッター49.3km走るホンダ「”新”スクーター」登場に反響“殺到”! 「フルフェイスが2個入る!」「他のスクーターには戻れない」広々ラゲッジの原付二種モデル「リード125」26年1月に発売
天然の恵みを肌で感じる。飲泉・自家源泉かけ流しの宿「観音温泉」【心を満たす温泉宿24選】
【まさかの“最強の商用車誕生”】トヨタ「プロボックス」一部改良で使い勝手が激変。ACC標準化で日常もアウトドアも“隠れ最適解”になった件
中国向け「RAV4」は“約378万円〜”の設定で登場。国内仕様コア/アドベンチャーの2モデル体制が示す市場差
スズキの小型SUV「eビターラ」発売まで約2ヶ月。現在の受注状況は? 補助金厚めで都市部を中心にジワジワ人気拡大中
日産エクストレイル次期型が徐々に姿を現す! 新たなデザインと進化型プラットフォームの特徴とは?
ホンダ「ヴェゼル」に追加設定された「RS」が“コンパクトSUVの大本命”と言える3つのワケ
26年発売の新型「スーパーワン」に販売店も期待大。ホンダが“小型BEVスポーツ”を市場投入する意図とは?
【まさかのアマゾンで買えるミク仕様】ダイハツ「ミクキャンバス2」登場! 約25万円で“さりげなく初音ミクを推せる軽”に変身する特別パッケージ
【日産の逆襲が本格化】新型「エルグランド」の中身がついに判明。美意識デザイン×e-POWER×プロパイロットで「アルファード」包囲網が整った
これは「N-BOX」越えちゃったかも。日産新型「ルークス」が子育て卒業層に提案する“軽でも高品質”という選択肢
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!