【マーケット概況】ニューモデルが総じて堅調!
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した9月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は37万7738台、前年同月比96.3%(貨物車、バスを含む新車総販売数は44万6687台、前年同月比96.6%)と12カ月ぶりに前年を下回った。
これまで追い風となっていたエコカー補助金が9月21日申請分で打ち切られたため、今後はどの程度反動減を抑制できるかが注目される。特に登録車(3/5ナンバー乗用車)は25万2187台で、今年と同様に補助金終了の反動減に見舞われた10年9月の27万8283台を下回り、リーマンショックの激震に揺れた08年9月の26万9468台より低い数字となっている。
軽乗用車は前年同月比12.4%増と、伸び率こそ前月より下がったが好調を維持しているだけに、出足好調な「日産 ノート」、「三菱 ミラージュ」や今後投入予定のニューモデルがどこまで市場を牽引できるかがカギになりそうだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチ2753台、三菱ミラージュ4483台含む)は22万5031台、前年同月比は88.7%と、乗用車全体の前年同月比を大きく下回った。メーカーブランド合計ではスバル、スズキ、三菱以外は前年を下回り、特にレクサスとホンダは前年同月比65.7%、60.5%と大幅な落ち込みとなった。
月間ランキングでは16カ月連続トップの「トヨタ プリウス(α含む)」と2位「トヨタ アクア」は6カ月連続で変動なしだが、3位に「日産 ノート」がジャンプアップ。月間販売目標1万台に対し、1万8355台の好スタートとなった。発売後2週間で2万1880台の受注を集めているだけに今後も楽しみだ。
また8月31日に発売された「三菱 ミラージュ」が4483台で14位にランクイン。販売目標は年度末まで3万台だから、ほぼ目標通りの売れ行きで、発売後1カ月の受注も1万603台と好調だ。前月8、9位の「トヨタ ポルテ/スペイド」は9月もスペイド11位、ポルテ12位と好位置につけ、「マツダ CX-5」が10位で初のトップ10入りを果たすなど、ニューモデルが総じて堅調なのが心強い。
軽自動車は乗用車部門が12万5551台/前年同月比112.4%(貨物車を含めた全体は15万8208台/前年同月比106.6%)で、12カ月連続プラス。車名別では9月6日にモデルチェンジした「スズキ ワゴンR」が2万891台で5カ月連続トップを続けていた「ホンダ N BOX」からトップの座を奪い返した。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは2万6510台、前年同月比は101.8%(日本メーカー製を含む輸入乗用車全体では3万4392台、同105.6%)で5カ月連続で前年を上回った。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはメルセデス・ベンツが前年同月比13.0%増となる5299台で10年9月以来のトップ、2位は5051台ながら前年同月比78.4%と低調だったVW(フォルクスワーゲン)、3位は5030台/前年同月比120.8%のBMW(ミニを除く)だった。またボルボが前年同月比5.6%増の1669台で、5位が定位置化していたミニを抜いてワンランクアップしたのも要注目だ。
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