【早く買っときゃよかった…】アルヴェル中古2000万円超えに続くオイシイ次期型車5選
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 142
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中古車市場に異変あり。6月に発売されたトヨタの新型「アルファード/ヴェルファイア」が中古車市場で尋常でない値上がりを示している。既に、中古車サイトには、登録済み未使用車が1000万円を大きく超える価格で登録されているほか、業者間のオークションでは上位グレードにオプションを満載した車両が2000万円台(!)で落札されたとの情報もある。
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<写真:アルファード>
フルモデルチェンジで値上がりしたとはいえ、新型アルファード/ヴェルファイアの新車価格は、500万円台~800万円台。それに対して足下の中古車価格は爆上がりといえるレベルだ。新車の納期が長期化するなか、少しでも速く新型に乗りたいという顧客の存在や、そうした顧客を狙った業者によるタマ確保の競争が激化しているのだろう。
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そこで今回は、アルファード/ヴェルファイア以外で、今後中古車市場で値上がりが予想される(or 値段が下がらない)モデルを5台ピックアップしてみた。
まず1台目は、トヨタの誇るスポーツカー専用サブブランド「GR」の「GRカローラRZ」だ。「カローラスポーツ」のハッチバックをベースに、「GRヤリス」と同じ1.6L 直3ターボエンジンを304psにまでパワーアップし、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載した同モデルは、昨年12月に限定500台が抽選で販売されたが、申し込みが殺到し倍率は10倍~数十倍とも言われた。
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実際のところ、新車価格は525万円であるにもかかわらず、中古車サイトでは現在600万円~1000万円近い価格で販売されている。それだけ需要があるということだろう。そんな値上がり必至のGRカローラRZが、8月23日に一部改良を受け、550台限定で再販が決定した。
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改良の内容は、シャシー部品を締結するボルトの剛性向上や、フロントバンパーダクト形状の改善など、マニア心をくすぐる内容だから、今後も人気爆発は必至。数か月後には再び新車価格を大きく上回る値段で中古車サイトに登録されることになるだろう。トヨタでは、GRカローラRZ の抽選申込みを9月11日8時59分まで受け付けているから、狭き門なのは覚悟の上でぜひ申し込んでみるのもアリだろう。

<写真:GRカローラ>
2台目は、8月上旬のワールドプレミアが大きな注目を集めたトヨタ「ランドクルーザー 250」。どちらかといえば都会派なSUVだった「ランドクルーザー プラド」のイメージを一転。
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名実ともに生まれ変わったランクル250は、上級の「ランドクルーザー300」と同じGA-Fプラットフォームの採用や、ボクシーなエクステリアデザインでオフローダーとしての資質を全面にアピールし、大きな話題となっている。
まだ新車価格は公表されていないが、ランクル300の例を挙げるまでもなく、2024年前半の発売と同時に手に入れることは至難の業になるだろう。特に発売直後の2024年は間違いなく、新車価格を上回るレベルまで中古車価格は高騰するはずだ。
現行プラドも、人気グレードについては登録済み未使用車が新車価格を上回る水準で販売されており、ランクルブランドの人気は根強い。ゆえに、ランクル250を早期に手に入れられる環境にある方は、急いで注文を入れておいて損はないだろう。
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<写真:ランドクルーザー 250>
3台目は、レクサスのコンパクトSUV「LBX」だ。6月5日にワールドプレミアされたレクサスブランド最小サイズとなるこのSUVは、トヨタ「ヤリスクロス」と同じコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム「GA-B」を採用しつつ、プレミアムブランドにふさわしい専用チューンを実施。音や振動の発生源まで遡って対策を施し、レクサスらしい静粛性を獲得したほか、独自のオーダーメイドシステムも取り入れるなど、「小さな高級車」と呼ぶに相応しい設えとなっている。
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ボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1560mm(シャークフィンアンテナ含む)と、やや幅広な以外はベースとなったヤリスクロスとほぼ変わらない小ささだから、街中での取り回しにも気を遣うことはない。
ということで、バカ売れ間違いなしのLBX。これまでもレクサスの新型SUVは成功を収めており、例えばブランド初のコンパクトSUV「NX」が発売された際は、最初の1か月程で月販目標のおよそ14倍となる9500台の受注が集まった。しかも、LBXはBセグメントという台数が見込めるカテゴリーにレクサスが初参入するモデルだから、本年秋以降と言われる国内発売時には膨大な受注が殺到することは確実。つまり、納期の長期化と中古車の高騰は必至なので、興味のある人は早めに申し込みしておくべきだろう。
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<写真:LBX>
4台目は、冒頭紹介した新型「アルファード/ヴェルファイア」のレクサス版「LM」だ。中国やアジアにおけるショーファードリブン用のMPV需要に合わせて開発されたLMは、2020年に初代が海外で初披露。国内導入は長く待たされながら実現しなかったが、本年4月に上海モーターショーに展示された新型は、晴れて本年秋に国内販売開始と公式にアナウンスされている。
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レクサスではその型LMに、ベースとなったアルファード/ヴェルファイアに比べてよりエレガントなルックスを採用。乗り心地や静粛性も段違いに高まり、特に後席の快適性を引き上げた4座仕様は、合理性を重んじる若い富裕層へ猛烈にアピールする。LMの国内価格は未公表だが、参考まで英国では最高11万2995ポンド(約2090万円)と発表されている。
よって、日本でもアルファード/ヴェルファイアに対して少なくとも数百万円はアップしてくるはず。レクサス初の大型ミニバン、さらにショーファードリブンにも使える高級車とくれば、当然納期は延びるはず。とすれば、値落ちどころか値上は必至と言えそうだ。
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<写真:LM>
5台目は、ランクル250のレクサス版である「GX」だ。本年6月にワールドプレミアされ、GXとして初めて国内導入される見通しの新型GXは、これまでレクサスになかったオフロードテイストが強めのスクエアなフォルムで登場。GA-Fプラットフォームの採用により、本格オフローダーとしての走破性を確保しつつ、コンセプトである「ザ・プレミアム・オフローダー」にふさわしく、ハンドリングや各部の仕上げはランクル250を上回ること必至だ。
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メルセデス・ベンツ「Gクラス」やランドローバー「ディフェンダー」など、“プレミアム”かつ“本格派”なSUVは、ブランド力のあるメーカーが出せば成功が約束されたようなもの。新型GXもヒット確実なモデルといっていいだろう。特に狙い目はカラーリングや走行性能などでオフロード要素を更に強めた「オーバートレイル」仕様。早期ロットを確保できるなら、早めに手を打つべきだろう。
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<写真:GX>
以上、値下がりが少なそうなオトクな新型モデルを5台ピックアップしてみた。興味のある人は早めに手を打っておくのが賢明かもしれない。
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