【目指すは80年代並】スズキの技術戦略に世界が震える理由。肝が据わっているのは日本メーカーだ
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:スズキ 44
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:スズキ 44
国産車及び国産メーカー推しのみなさんこんにちは。理系なクルマ好き諸氏の間でここ最近ちょっと話題になったニュースと言えば、7月17日に発表された「スズキの技術戦略説明会」であります。
トピックとなる技術の柱はいろいろあるのですが、今回はあんまり理系ではない担当でも驚いた“軽量化”に話題を絞りつつ「最近のクルマはどうなってるの?」的な背景をお伝えしましょう。
というわけでお題は「次のアルトを現行モデルより100kg軽量にする」というスズキの予告。一見地味に聞こえるかもしれませんが、実はクルマの開発でも最も難易度の高いチャレンジの一つが軽量化なのです。
|あわせて読みたい|
>>【今や国民車】軽自動車を買う前に、これだけは理解しておきたい大前提の〇と×
>>【神コスパ】人と被りづらいツウ好みのオススメ国産車3選
思いつくままにその理由を挙げていくと…まず、衝突安全性能の評価基準が年々厳しくなっているため、丈夫で乗員を守る余裕のあるボディを作るために重量やサイズは増加中。
そして事故そのものを防ぐための先進安全機能も年々高度になり、そのためのデバイスが増加中。
さらに燃費や排ガスを抑えるといった環境性能を高めるための、ハイブリッド機構や排ガス浄化装置といったデバイスも年々増加中といった具合に、新しいクルマであればあるほど重くなる傾向があるからです。
ちなみに一般的な軽自動車の重量を、ボディタイプ別なんとなく書き出してみると…
・軽スーパーハイトワゴン|900~1000kg前後
・軽ハイトワゴン|700~900kg前後
・軽ハッチバック|650~800kg前後
…といったところが平均的な重量分布ではないでしょうか。軽より一回り大きな登録車のベーシック車種であるBセグメントのコンパクトハッチバックの重量のイメージは下記などとなっています。※「ノート」が重いのはフルハイブリッドのためで、他3モデルはガソリン車の重量。
・スイフト|910kg~
・ヤリス|940kg~
・フィット|1080kg~
・ノート|1230kg~
そんな中、最もベーシックな軽ハッチバックに属する現行のアルトの重量はというと…
・アルト(現行モデル、9世代目)|680kg~
…ベーシック車種の多いハッチバックでも、「ミライース」(650kg~)に次いで、アルトと「ラパン」が軽いという感じになっています。
その現行型アルトからさらに100kg軽いとなると580kg~ということになり、次期型の10代目アルトは大胆な軽量化で話題となった先代の8代目アルト(620kg~)を飛び越えて、なんと7世代も前の3代目アルト(1988年~)に並ぶのだとか。
88年の軽自動車と言えばまだエアバッグも装備されず、90年代後半からようやく登録車への採用が始まる衝突安全ボディや、前述した様々なデバイスもほとんどが未装着の状態。もちろん、軽くてエコだから安全装備等は基準以下でも良いということはあり得ず、次期型アルトは現行型よりさらに高度な最新の安全装備や環境装備が求められるのは必至です。
(次のページに続く)
|アルト|
>>価格や公式画像を見る
>>ユーザーの評価を見る
>>みんなの質問を見る
>>中古車情報を見る
|アルト(ハイブリッドモデル)|
>>価格や公式画像を見る
>>ユーザーの評価を見る
>>みんなの質問を見る
>>中古車情報を見る
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
スズキ「新型コンパクトSUV」日本発売に反響多数!? 「魅力ある」「いいのでは」 全長4.2mで上質内装×「高性能4WD」採用! “トルクモリモリ”「イービターラ」25年に投入へ
WRCドライバーらがSS後インタビューへの返答を再開「納得できる解決策を見つけた」/第4戦カナリアス
ダンベルのおすすめ最新モデル12選と、自宅で効率よく筋トレを行うために知っておくべきこと
タフネス×機能性×ロマンを備えた超本格ダイバーズ&クロノグラフ! マザー・オブ・パールのダイヤルが魅せる高級感とは
「TEIN」ロゴ入り大判フロアマットが登場! オリジナルグッズを拡充
WRCカナリアスがスタート。ロバンペラと勝田貴元がワン・ツー発進/第4戦シェイクダウン
新型アルファード似合いすぎだろ!! ウェッズこだわり鍛造ホイールやばいゾ
ケンドリック・ラマーのシャネル新アンバサダー就任は何を意味するのか?
ホンダ/HRC、2025年もスーパー耐久ST-Qにシビック・タイプRで参戦へ。ドライバーラインアップは固定化
『カローラクロス』の足回りをワンランク上の快適性に、テインの純正互換ショック「EnduraPro PLUS」
1台は日本に生息中!? 幻のランボルギーニ「ディアブロGT2」米国で販売中! 2台しか制作されなかった“レーシング仕様”はどんなモデル?
【オーストラリア】440馬力超え! トヨタが新「タンドラ“プラチナ”」を発表! 3.5リッター「V6」×10速AT搭載の「ラダーフレーム」車! 豪華内装もイイ「新モデル」登場
次期レクサス「UX」は最短で2026年登場か RX譲りのスピンドルボディ採用で将来はBEV専用になる?
GRの工場見学会が募集開始。クルマ好きなら一度は見ておきたいレース直系の“こだわり”と“特別感”とは
【試乗】ヒョンデ新型「インスター」は、日本にも最適な独特サイズと攻めの価格設定で“侮れない存在”に
【初撮影】「EQC」改め「GLC EV」に。不評のデザイン一新&名称変更で再起を図る…2モーターのAMG仕様も
【次期CX-5にも影響ある?】「中国市場向けSUV「EZ-60」世界初公開 マツダの最新デザイン&技術を採用
「テスラがスランプ」世界でも地元アメリカでも販売が鈍化した理由が厳しい。なぜ急落しているのか?
【本当に便利なのか】「マイナ免許証」がスタート。1枚にすると更新料が安くなる? メリットとデメリットを解説
都会派に転向した「ソルテラ」に代わってオフ度高め「トレイルシーカー」が新登場。日本導入はどうなる?
レクサス新型「ES」初公開。ボディ拡大×新デザインで全面刷新、BEVは最長685km…日本導入は26年春
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!