「テスラがスランプ」世界でも地元アメリカでも販売が鈍化した理由が厳しい。なぜ急落しているのか?
掲載 carview! 文:編集部 97
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既成概念をぶちこわす革新的なモデルを次々に発表し、一介のベンチャー企業から瞬く間にEVメーカー最大手にのし上がった米テスラ。だが、ここにきてその成長スピードに陰りが見え始めている。
既に2024年の売上げで中国BYDに抜かれたほか、足下の販売実績を見ても好調とは言い難いのが実情だ。我が世の春を謳歌してきたテスラに一体何が起きているのだろうか?
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まず、最初に押さえておきたいのは大幅に鈍化したとは言え、テスラは一応成長を続けているという点。2024年の売上げは前年比1%増の976億9000万ドル(約13兆9600億円)となっており、わずかではあるものの前年から増収をキープしている。
ただ、これだけで「安泰」とはならないのが新興市場たるEV業界の厳しさ。首位に躍り出たBYDの同年の売上げは7771億200万元(約15兆1700億円)で、実に前年比29%増を達成している。
つまり、EVメーカーとして着実な成長を遂げていると認められるために“2桁台”の増収は当然であり、テスラの売上げの伸びでは正直ヤバいのだ。
(次のページに続く)
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