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シトロエンC5、“ハイドロ”の真価は日本でこそ

大変失礼いたしました

発売当初は2リッターと3リッターのNAエンジンと4速ATのドライブトレーンが搭載されていたが、2010年5月の改良で、1.6リッター直噴ターボ+新世代6速ATが搭載された。

このドライブトレーン自体は、すでにプジョーやシトロエンの他のモデルにも搭載されていて定評もある。ワタシ自身もその実力の高さは知っているが、それにしても、「ミッドサイズのC5にこのエンジン?」と最初は驚きを隠せなかった。クルマの良さは数値スペックじゃ表せないということも重々承知していながら、「やっぱり重さもあるし、ねぇ。」と若干侮るような気持ちがあったのは否めない。

それだけに、セレクターをDレンジに入れ走り出した時には、「大変失礼いたしました。」とクルマにお詫びしたい心境になった。低回転で最大トルクに達するエンジン特性により、スルスル~ッと滑り出すような発進性能は過不足なく、まったりとしたクルマのキャラクターに見事なまでにマッチングしている。ターボであることを感じさせるのは、一気に深くアクセルを踏み込んだ時くらいだろう。そして、踏めば踏んだだけ加速してくれる。けっして俊敏という域のものではないが、合流や追い越しなどのシーンでも不満はなかった。

でも、もっとすごいのは、滅多なことではそこまでアクセルを踏み込もうとさせないクルマの雰囲気だ。穏やかな空気感に包まれていると、自然と運転まで穏やかになるから不思議だ。そして、6速ATも心強い援護射撃を行う。低回転でのトルクを活かし、積極的にシフトアップするシフトスケジュールにより、巡行時にタコメーターの針が2000rpmを超えることは滅多にない。おそらく、従来の4速ATは、購入を検討する人にとって、シトロエン最大のウイークポイントであったのではないかと思う。でも、新世代6速ATの搭載により、ドライバビリティのみならず、燃費など経済性も向上している。

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