来年登場! ライズ/ロッキー派生車「スペース」。安さ&積載力UPで爆売れ確定
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 102
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2019年11月の発売以来、5ナンバーサイズのコンパクトSUVとして高い人気をキープしている「トヨタ ライズ」と「ダイハツ ロッキー」。
販売開始から3年経っても登録ランキングの上位にしばしば顔を出すほど売れ行きは好調だが、ここにきて派生モデル追加の情報が飛び込んできた。そこで今回は、ライズ/ロッキーのニューファミリーについて、現時点でわかっている情報をまとめよう。
まず、新型車のモデルネームは「ライズスペース/ロッキースペース」でほぼ確定。というのも、昨年12月7日に「ロッキースペース」が、同12日には「ライズスペース」が、それぞれ商標出願されているのだ。
一般的に販売開始の2年程前に商標出願されるケースが多いので、ライズスペース/ロッキースペースのデビューは2024年後半あたりが濃厚。現行ライズ/ロッキーの売れ行きが落ち着いてきた頃に、販売のテコ入れ策として追加される可能性が高そうだ。
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<写真:トヨタ ライズ>
スタイリングに関しては、ネーミングどおり、ボディを延長することでモアスペースを稼ぎ出したモデルになるだろう。現行ライズ/ロッキーのボディサイズは全長3995×全幅1695×全高1620mmだから、全長は4100mm超まで延長されるのではないだろうか。
その生まれた余裕は後席足元の拡大と荷室に充てられ、ユーティリティがさらに増すと予想される。一方、ボディのワイド化については5ナンバーサイズという美点が失われてしまうので、「ヤリスクロス」(同4180×1765×1590mm)との役割分担の観点からも見送られるのではないだろうか。
となると、ライズスペース/ロッキースペースの肝は、取り回しやすい5ナンバーサイズをキープしたまま、居住性と積載性がさらにアップするところにあり、現行ライズ/ロッキーよりは家族のための後席空間が広く、かつ取り回しのしやすいサイズ感をキープする、といった顧客からの声を汲み上げる狙いがありそうだ。
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パワートレーンについては、10センチ少々のボディ延長なら重量増加はわずかだから、ライズ/ロッキーと基本変わらないはず。2021年にライズ/ロッキーに追加されたシリーズ式ハイブリッド「e-SMARTハイブリッド」は、今や販売の半分近くを占めているからライズスペース/ロッキースペースにも設定されるだろう。ただし、相対的に非力な1.2L自然吸気ユニットが用意されない可能性はありそうだ。
最後に価格を予想してみよう。現行ライズはガソリン車が167万7700円~206万8000円、ハイブリッド車が212万6000円~235万7000円という価格帯となっている。※FF車の価格。
潜在的ライバルになりそうなヤリスクロスはガソリン車が189万6000円~236万7000円、ハイブリッド車が228万4000円~275万円なので、ライズスペース/ロッキースペースは現行ライズ/ロッキーよりプラス10~15万円高になるのではないか。※FF車の価格。
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これなら、ユーティリティは同程度で、取り回し性能は上々。しかも安いということでガッチリ顧客の心を掴むことができる。この場合、同じトヨタ内でヤリスクロスから顧客を奪ってしまう懸念が残るが、同車は今後のマイチェンで、生産終了が発表された「C-HR」をカバーできるよう、やや上級移行してくるのではないだろうか。
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<写真:トヨタ C-HR>
ちなみに、同じシリーズ式ハイブリッドを採用する日産「キックス」は全長4290mmとさらにロングだが、279万8400円~318万5600円という価格設定になので、先の予想が正しければ、ライズスペース/ロッキースペースのハイブリッド車の方がかなりお買い得となりそうだ。
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<写真:日産 キックス>
以上、今わかっていることから、ライズスペース/ロッキースペースについて予想してみた。コンパクトSUVの購入を検討している人の参考になれば幸いだ。
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<おわり>
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