ガソリン価格高騰も関係ナシ! 燃費が悪くても圧倒的個性を放つオススメ車4選
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 133
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ガソリン価格が高止まりしている昨今、クルマを選ぶ上で燃費性能は必ずチェックすべき項目のひとつです。
ただ、最近はどれも燃費のいいクルマばかり。そこで今回は、あえて「ちょっと燃費の悪いクルマ」をさまざまなカテゴリーごとにピックアップしてみました。
どれもライバルに比べて燃費性能はちょっと低めですが、それを補って余りある魅力があるなら選んでも後悔はしないはず?
まずは、「日本で最も売れているカテゴリー」である、軽スーパーハイトワゴンのなかから見てみましょう。
このカテゴリーではホンダ「N-BOX」が絶対王者として君臨していますが、そのWLTCモード燃費は19.0km/L~21.2km/L(現行モデル)とやはり高水準。先日発表された新型がどんな燃費で登場するかにも注目です。さらに、ライバルであるダイハツ「タント」やスズキ「スペーシア」も負けず劣らずの燃費性能を誇ります。
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一方、日産「ルークス」のWLTCモード燃費は17.5km/L~20.9km/Lと、ライバルに比べて少々劣ります。また、ルークスとベースを共有する三菱「デリカミニ」も同等の燃費となります。
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とはいえ、軽自動車はボディサイズやエンジンの排気量がどのモデルもほぼ同じであるため、圧倒的な差があるわけではありません。
特にデリカミニは、「デリカD:5」で培った本格的なオフロードテイストと愛くるしい表情で唯一無二の個性を備えており、多少の燃費性能の差は目をつぶってもよいかもしれません。
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次は「燃費のいいクルマ」の代名詞とも言えるコンパクトカーです。
トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」など、ハイブリッドシステムを搭載しWLTCモード燃費が30km/Lを超える強力な顔ぶれが名を連ねるなかで、燃費性能ではライバルの後塵を拝してしまっているのが「マツダ2」です。
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マツダ2のWLTCモード燃費を見ると、18.1km/L~25.2km/Lとライバルに比べて控えめな数字となっています。また、25.2km/LはMT仕様であるため、AT仕様に限ってみれば21.6km/Lが最高値となります。
軽油を用いるディーゼル車の場合、レギュラーガソリンに比べて1割程度燃料代を節約できるという特徴はありますが、それを踏まえてもマツダ2の燃費性能はお世辞にも良いとは言えません。
ただ、クラス唯一のディーゼル車や、走り好きには嬉しいMT車がラインアップされていたり、国産車離れした流麗なデザインを持っている点など、ライバルにはない大きな魅力があるのも事実です。
高速道路を使った長距離移動ではハイブリッド車との燃費差が縮まる傾向もあり、遠出の多いユーザーにとってはマツダ2も非常に魅力的な選択肢ということができそうです。
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若いユーザーを中心に、いま最も人気のあるカテゴリーと言えるのがコンパクトSUVです。
スタイリッシュなデザインと機能性、そしてコストパフォーマンスを兼ね備えたバランスの良さが魅力のコンパクトSUVには、トヨタ「ヤリスクロス」や「カローラクロス」、ホンダ「ヴェゼル」、日産「キックス」などのハイブリッド車が多いのも大きな特徴です。
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スバル「クロストレック」にも「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッドシステムが搭載されていますが、トヨタやホンダ、日産のハイブリッドシステムに比べてアシスト量が限定的であるため、燃費性能に与える影響もわずかです。
さらに、2.0Lという比較的大きい排気量のエンジンを搭載しているため、WLTCモード燃費は15.8km/L~16.4km/Lとかなり低めです。
ただ、スバルを選ぶユーザーは水平対向エンジンやシンメトリカルAWDがもたらす本格的な悪路走破性、「アイサイト」に代表される先進安全運転支援システムなどを求める場合が多く、そもそも燃費性能はそれほど重視していないと言われています。
逆に言えば、ライバルに比べて燃費性能に大きな差があるにもかかわらず、一定の人気を保ち続けていることが、スバルというブランドの強みを表していると言えそうです。
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最後に、トヨタ「ノア/ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナ」がガチンコ対決を繰り広げているミドルクラスミニバンを見てみましょう。
このカテゴリーでは燃費性能が非常に重視されるため、どのモデルも一定以上の水準を誇っています。
ハイブリッド車は、WLTCモードでいずれも20km/Lを超える燃費性能を持つこれらのモデルですが、ガソリン車で見るとノア/ヴォクシーは14.3km/L~15.1km/L、ステップワゴンは13.1km/L~13.9km/L、セレナは11.6km/L~13.4km/Lと、ハイブリッド車に比べて大きく劣ります。
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ハイブリッド車が普及した昨今では、ミドルクラスミニバンでも20km/L超えが当たり前となっている一方で、ガソリン車に関しては過去のモデルと比べて燃費性能が大きく向上しているわけではない点に注意が必要です。
とはいえ、走行距離がそれほど多くない場合には、ガソリン車のほうがトータルで見ると経済的である可能性も十分にあります。
例えば、セレナの4WD仕様(ガソリン車)はライバルと比べて差を付けられてしまっていますが、都会的でスタイリッシュな内外装デザインや、5ナンバーサイズのボディにクラスNo.1(日産調べ)の室内空間とラゲッジスペース、日産の先進安全装備「プロパイロット」を標準で搭載するなど、非常に魅力的な1台です。
ミドルクラスミニバンはさまざまなグレードが設定されているからこそ、自身がクルマをどのように使うのか、しっかりとイメージした上で検討することが重要です。
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