ホンダN-WGN試乗。すべてがひとクラス上だが気になるのは価格
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一 2
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さらにビックリなのは走りの上質さであり、滑らかさだ。走り出した瞬間に「なにこれ本当に軽?」と思うレベルで、無駄なノイズや振動が少ない。ここは兄弟車N-BOXはもちろん、一部は登録車のフィットを越える部分もあり、まずはアクセルを踏んだ時の滑らかさに驚く。
ステアリングフィールも印象的だ。2代目N-BOX譲りのプラットフォームは剛性感が高く、低い屋根もあってそれが高まっているのだろう。ついでにコーナリング中のロールが背高のN-BOXより明らかに小さく、高速道路でもあまり恐さがない。
一方で加速感だが、ここは確かに軽自動車の限界あり。車重は全車1トン以下と軽めではあるが、登録車を凌駕するほどではない。とはいえ軽自動車内ではピカイチと言える。まずはターボだが、エンジンのピークパワーは64psと自主規制枠内なものの、ピークトルクは104Nmとムーヴ、ワゴンRのターボに対して6Nm以上のアドバンテージありだ。
ノンターボモデルもなかなかで、ライバルが軒並みピークパワー52psなのに対し、N-WGNは58ps。ピークトルクも他が60Nm程度なのに65Nmある。正直に言えば高速ではターボを選びたくなるが、それでも普通に走っている程度ではアクセルをベタ踏みにする必要はなく、十分に使えるレベル。
というか実は小沢は同じノンターボエンジンのN-BOXを所有中だが、高速で特別遅さを感じたことはナシ。それより重量が軽いN-WGNならば実用上は全く問題ないはずだ。
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