6月のマーケット概況 ハイブリッドブーム続く
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した6月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽乗用車を含め、国内で販売された乗用車全体では31万9386台で、前年同月比87.8%と11カ月連続のマイナスとなった。ただし、下落率は前月より5.2ポイント減少し、3カ月連続で回復の兆しを見せている。4月から導入されたエコカー減税や新車購入補助金制度といった支援策が着実に実を結びつつあるようだ。
この復調傾向の牽引役となったのは、もちろん「トヨタ プリウス」。すでに20万台に迫る受注を獲得(いまオーダーしても納車は来年3月に間に合うかどうかといった状況)しているだけに、6月は2万2292台(新型のみでは2万1192台)で前年同月比357.8%とダントツの売れ行きに。2位は軽乗用車の「スズキ ワゴンR」の1万6185台だから、その差6107台。プリウスの圧倒的な売れ行きがわかるはずだ。しかし、メーカーごとの乗用車合計を見ると、そのトヨタでさえ10万1101台で前年同月比91.4%。クルマ市場の全体としては、まだまだ厳しい状況が続いている。
輸入車と軽自動車を除く3/5ナンバーの国産乗用車は20万2214台で前年同月比91.2%(日産デュアリスの輸入分含む)。メーカーごとの合計では、「インサイト」や「フリード」が好調のホンダと「アクセラ」をモデルチェンジしたマツダ以外は前年同月比がマイナス。前月は前年同月比94.0%まで復調した日産も、6月は79.8%と落ち込んでしまった。月間ランキングはトップ5まで「プリウス」、「フィット」、「ヴィッツ」、「インサイト」、「パッソ」とトヨタ/ホンダ勢が占め、日産は「セレナ」のみトップ10入り。ニューモデルでは「スバル レガシィ」が3040台(前年同月比133.0%)で22位、「マツダ アクセラ」が2713台(同217.0%)と上位をうかがう勢いなのが注目される。
また軽乗用車は全体では9万9550台で前年同月比82.2%と下落率は1.3ポイント回復したものの、7カ月連速の前年割れ。輸入車(乗用車のみ)は日本メーカー製を含む全体では1万7623台で前年同月比83.0%、海外メーカー製のみでも1万7118台で83.2%と、ともに14カ月連続のマイナスだが、下落率は2.8ポイント減少と、小幅ながら下げ止まり傾向を示す結果となった。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 後編
知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 前編
20代現役デザイナーが選んだ「アルフェッタGT1.8」は伊藤忠モノ! 4~5年探してやっとの思いで購入したアルファ ロメオとは
ブガッティとベントレーの愛のない結婚? HEツーリッター・スポーツ(1) 100年前に5年保証!
基本メンテナンスで100年間! HEツーリッター・スポーツ(2) 1924年を感じさせない製造品質
美と走りの頂点へ! 一部改良で進化したレクサス「LC」がラグジュアリーの新たな幕を開ける
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
冬のツーリングこそ楽しい! バイク界の“高級サルーン” 快適装備満載の人気「バガー」3選
名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
2024年問題で高速の景色が変わった! トラックドライバーの労働時間を縛る愚策がもたらした結果
[15秒でニュース]ラムが初のBEVトラックの発売を延期…PHEVを優先展開
「ここ有料道路だったの!?」がやけに多い“千葉県”なぜ? 今やフツーに使ってる“実は神ルート”な道たち
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
いつまで待たせる? レクサス「GX」北米25年仕様の登場で日本発売の期待高まる。気になる価格は?
トヨタ「ミライ」改良 黒のアクセントがキマってる10周年特別仕様車を新設定&グレード構成変更など