ミニ・ワン試乗、排気量アップで燃費もアップ!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:斎藤 正、BMWジャパン
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では、エコ方面における性能向上を端的に示すはずの燃費はどうだったか。特に燃費を意識した運転はしていない一方で、取り分けハイペースで急ぐといったこともせず、当方としてはごく一般的なペースで箱根まで往復してみて、同じコースでしばしば箱根に足を伸ばしているウチのミニ・ワンと燃費を比べてみることにした。
1.6リッターのミニ・ワンは、まず東京を発って東名、小田厚経由で箱根ターンパイクの麓に辿り着くまでの平均燃費が、車載のオンボードコンピューターによる数字で14.0km/リッターだった。そこからコーナリングを適度にエンジョイしながらのペースでターンパイクを駆け上がり、頂上の大観山でチェックしたら当然のごとく平均燃費は12.2km/リッターに落ちていた。
普段はそこから、芦ノ湖スカイラインや伊豆スカイライン方面まで足を延ばすのだが、その日は時間の余裕がなく大観山から芦ノ湖方面に下り、今度は箱根新道に入ってひたすら下る。下りは当然、燃費には有利だから、箱根新道の麓の料金所に着いた時には平均燃費の数字は13.3km/リッターまで回復していた。
そこからは小田厚、東名と自動車専用道を特に速くも遅くもないペースでひた走る。メーターの100km/hはトップ6速で2200rpmというところで、1.4リッターのATと大差はない。実は1.4リッターのミニ・ワン、ギアリングは1.6リッターのミニ・クーパーとファイナルを含んでまったく同じというユニークな設計だから、エンジン回転数とスピードの関係はMT、ATとも、1.6リッターになっても1.4リッター時代とまったく変わっていないのだ。
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