ミニ・ワン試乗、排気量アップで燃費もアップ!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:斎藤 正、BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:斎藤 正、BMWジャパン
というわけで、平均燃費の数字は東名を環八で下りる直前に14.3km/リッターまで伸びていたが、エンジンオートマチックスタートストップ機構をもってしても、都内の一般道に下りると当然ながら下降を始めた。ちなみにそのアイドリングストップ機構は、常に違和感なく作動していたといえる。で、世田谷のわが事務所に帰りついたときの平均燃費は、14.2km/リッターという数字になっていた。ウチの1.4リッターATのミニ・ワンによる箱根往復の平均燃費はおよそ11~12km/リッター台というところだから、1.6リッターの新型は実質20%前後向上していることになる。
それはそれでもちろん悪くない数字だが、減速時充電システムやアイドリングストップを駆使し、しかも1.4リッターのATに対してMT仕様でこの程度の違いというのは、効果としてはちょっと微妙なところだといえなくもない。しかしその一方で、あくまで燃費を重視するなら、別のクルマを選ぶべきかもしれない、とも思う。ミニに乗っているからには、ドライビングをエンジョイしない手はないと、今回、あらためて思ったのである。ミニは、そのうえで燃費がいいのならそれに越したことはない、というクルマではないだろうか。
ちなみにミニ・ワン、MTで217万円、ATで230万円と、おそらく円高ユーロ安の影響でプライスダウンしたのは、その差5万円とはいえ、もともと高価ゆえに有り難く感じる。
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