【完成の域】登場から5年「ヤリス・ノート・フィット」は今が狙い目…それぞれの特徴と“買うべき”モデルは？

トヨタ ヤリス / ホンダ フィット / 日産 ノート

販売ランキングで見る人気コンパクトカー3車の“勢力図”

トヨタ「ヤリス」、日産「ノート」、ホンダ「フィット」。いずれも人気国産コンパクトカーの代表格であり、日本の道路事情や生活スタイルに最も適した存在といえる。

だが、いずれも現行型登場から5年が経ち、3車ともモデル後半の段階にある。それでも売れ続けている理由とは何か。そして2025年のいま、あえてこの3台を選ぶならどんな基準で選ぶべきなのか。最新の販売データとそれぞれの個性を踏まえて、じっくり掘り下げていこう。

2025年4〜9月期の登録車販売台数を見ると（自販連調べ）、ヤリスは7万5349台で登録車全体の1位をキープ。一時はSUVやミニバン勢に押されるかと思われたが、依然として王者の座を譲っていない。続くノートは3万7070台（10位）、フィットは2万2037台（20位）である。

一見するとヤリスが圧倒的に強いように見えるが、ここで注意が必要だ。自販連の集計ではヤリスの販売台数の中に「ヤリスクロス」も同一ブランド名で合算されており、SUV人気を含んだ数字なのだ。

実際、ヤリスシリーズのうち約半数はヤリスクロスが占めるとされる。したがって、純粋な“ハッチバックのヤリス”は3万台の後半で、ノートとほぼ同等のポジションにあると見てもいいだろう。つまり、現状での人気コンパクト3車は、ヤリス＝ノート≧フィットという均衡状態にあるわけだ。

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