トゥインゴに171万円の入門グレードが登場。5速MTの走りを試した
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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同じゼングレードでもEDC仕様は従来からあるパワフルな0.9リッター直3ターボエンジンを積むが、MT仕様には1リッター直3エンジンが載る。このエンジン、最高出力71ps/6000rpm、最大トルク9.3kgm/2850rpmとスペックはターボ付き軽自動車と同程度。車重は960kg。これも重い軽自動車と同程度だ。したがって絶対的な動力性能は推して知るべし。発進加速も追い越し加速も現代のクルマの中では最もマイルド、はっきりいえば遅い部類に入る。
トルクが細いクルマをMTで走らせるのは簡単ではない。また、このクルマにはタコメーターが装備されないため回転数はわからない。エンジンを遠慮なくブォーンと回したすきにささっとギアチェンジできる、ある程度のベテランじゃないとギクシャクする。ちょうど軽トラを元気よく走らせるような感じで扱うと “らしく”走らせることができる。
MTのトゥインゴはMT初心者には荷が重いかもしれないが、逆にこれをスムーズに運転できればどんなMT車でもスムーズに扱えるはずだ。MT操作が上手な人か上手になりたい人にお薦めしたい。ラクしたいなら絶対にターボエンジンのデュアルクラッチ仕様にすべきだ。
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