発表近づく次期ムーヴ。eスマートハイブリッド搭載でトールワゴン復権なるか?
掲載 carview! 45
掲載 carview! 45
>>ダイハツ ムーヴのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>スズキ ワゴンRのユーザーと専門家のレビューをチェックする
軽トールワゴンの二大巨頭と言えば「ダイハツ ムーヴ」と「スズキ ワゴンR」。なかでも前者は6代目にあたる現行型が登場から8年以上経過しており、フルモデルチェンジへの期待が高まっている。そこで今回は、ダイハツのパワートレーン展開や、先んじて昨年登場した新型「ムーヴ キャンバス」等を参考としつつ、7代目ムーヴについて予想してみたい。
まず、ムーヴの立ち位置についておさらいしよう。1995年に初代が登場したムーヴは、車高を高めたトールワゴンスタイルが人気を博し、ワゴンRとともに軽の代表車種となった。ただ、近年はさらに車高を高め、スライドドアを搭載する「ホンダ N-BOX」などのスーパーハイトワゴンが売れまくっており、トールワゴンはやや人気に陰りが見えてきているのも事実だ。
>>ダイハツ ムーヴキャンバスのカタログ情報をチェックする
>>ダイハツ ムーヴキャンバスのユーザーと専門家のレビューをチェックする
そうした中でヒット作になったのが、ムーヴより少しだけ高い車高にスライドドアを組み合わせ2016年に登場した先代ムーヴキャンバス。「スライドドアは欲しいけどスーパーハイトワゴンまでの車高の高さは不要」というニッチなニーズを開拓したムーヴキャンバスは、昨年2代目(※上の写真)へと代替わりし、男性ユーザーも意識したシックな仕様も投入するなど死角を潰してきた。
ここまでを踏まえると、7代目ムーヴの方向性が大体見えてくる。つまり、スペース効率を徹底追求するユーザーはダイハツでいえば「タント」などのスーパーハイトワゴンを買い、スライドドアと高過ぎない車高を求めるユーザーは老若男女問わず「ムーヴキャンバス」がカバーする。
>>ダイハツ ロッキーハイブリッドのカタログ情報をチェックする
>>ダイハツ ロッキーハイブリッドのユーザーと専門家のレビューをチェックする
そうなると7代目ムーヴにはトールワゴンの基本モデルとして、ユーティリティの高さとは別方向の個性が求められる可能性が高い。最も可能性が高いのはズバリ、2021年11月にSUV「ロッキー」で初めて市場投入されたダイハツオリジナルのハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イースマートハイブリッド)」の搭載だ。※上の写真は現行ムーヴカスタム。
兄弟車トヨタ「ライズ」にも搭載されている「e-SMART HYBRID」は、走行をすべてモーターが担うシリーズ式を採用しており、その狙いについてダイハツの開発陣は「将来的な軽自動車への展開を見据えたもの」と明言している。
ただ、登録車のロッキーでは純ガソリン車とハイブリッド車の価格差が約30万円あり、そのままではスタート価格100万円台前半のムーヴには展開できない。ゆえに、報道によるとダイハツは部品の内製化などにより純ガソリン車との価格差を20万円以内に抑える方針とされる。
>>ダイハツ ムーヴのカタログ情報をチェックする
>>ダイハツ ムーヴのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ダイハツ ムーヴカスタムのカタログ情報をチェックする
>>ダイハツ ムーヴカスタムのユーザーと専門家のレビューをチェックする
参考まで、現行ムーヴの売れ線グレードは130万円弱だから、新型のハイブリッドモデルは約150万円からと予想できる。なお、WLTCモードでの燃費は30km/L以上を目指すとされており、実現すれば現行型より5割近い改善となる。※上の写真は現行ムーヴ。
パワートレーン以外のアップデートについては、ムーヴキャンバス同様にグローバルプラットフォーム「DNGA」の採用が既定路線。これにより、ボディ剛性の向上とともに大幅な軽量化が図られ、乗り心地や操縦性の良さが一段とレベルアップする。
また、現行型ムーヴではオプションでも選べないアクティブクルーズコントロール等の運転支援機能も上級グレードでは標準装備されるだろう。さらに、ムーヴキャンバスで話題を呼んだ保温機能付きカップホルダーなど快適装備も充実が期待される。
気になるフルモデルチェンジの時期については、本年秋以降が濃厚。ただし、世界的な車載半導体不足の影響により、純ガソリン車とハイブリッドで登場時期がずれる可能性もある。いずれにしてもデビュー時期が近づいているには間違いないから、今後の情報に要注目だ。
写真:ダイハツ、スズキ
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
編集部に「ちょうどいい」コンパクトSUVがやってきた!【ヒョンデ・コナ長期レポート#1】
この先の日本のかたち 「自動車の楽しさ」の未来 ぶかっこうなクルマ いすゞピアッツァ【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】
マツダ「CX-60」の乗り心地が改善! スポーティな新グレード「XD SP」とアウトドアユースな特別仕様車「XD-HYBRID Trekker」が登場
スバル車の走りはいいけど水平対向は燃費悪いからなぁ……は合ってるようで間違い! 「悪燃費」の噂はどこから発生した?
【ホンダ】日産との経営統合に向け検討を開始/1月末めどに「方向性を見出す」
【ゼロヒャクは2.9秒】メルセデスAMG SL 63 S Eパフォーマンス 最高システム出力816psのPHEVが登場
日野『プロフィア』リコール…排気管固定用ブラケットが脱落するおそれ
【通年で受注が可能に】シボレー・コルベット/コルベットZ06 新色追加と一部仕様変更
【インド】「全長3.7m」で“7人”乗れるスズキ「イーコ」に反響多し! 「“FR&5速MT”で運転楽しそう」「ちょうどいい」の声も! 90万円台から買える「コンパクトミニバン」に熱視線!
シトロエンC3の低価格プラットフォーム、C4など上位車種にも導入 販売に弾み
22歳大学生、通学車にBMW「6シリーズ」を選んだ理由は?「いろいろ試してみたくて、ホイールは3年で4回も交換しました」
ルノー、ホンダと日産の経営統合協議にコメント「あらゆる選択肢を検討する」
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!