ダイハツ ムーヴはとてつもなく普通のクルマだけどそこにこそ良さがある
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:編集部 4
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:編集部 4
昨年、会社を辞めてフリーランスになってから、身の回りのことに少し余裕を持ってできるようになってきた。朝起きてもバタバタと出勤の支度をすることなく、パジャマのまま簡単な朝食を作って、お湯を沸かして、あたたかいお茶を淹れる。天気の良い日は、洗濯機をまわして、その間に掃除機をかけたり、本を読んだり。なんとなく調子が出てきたお昼頃からぽちぽちと原稿を書き始める。
自分のペースで自分の歯車をまわせるというのは、なんて幸せなことなのだろう。フリーランスになってみて、様々な仕事を請け負えるとか、お金を稼げるとか、そういったことではなくて、日常の些細な営みの中に自分が思う幸せがあるのだと気づいた。
久しぶりにダイハツ ムーヴに乗って、あらためてそんなことを考える。これまでは目まぐるしく仕事に追われながら、高級なクルマやスーパーカーなどに乗って、楽しい思いもたくさんしたが、ムーヴのようなクルマの良さには気づけていなかったような気がする。
試乗車のムーヴは「X“SA III”」で、ターボのついていない自然吸気エンジンのグレード。パワーは軽自動車なりで、速くはない。でも、なにかと比較しないかぎり、遅いとも思わない。最近よくある天井がものすごく高い軽自動車とは違って、クルマに乗り込んでみると「思ったより広いかも」と自然に感じさせてくれるサイズ感。そして、後席に座ってみると意外にゆったりと過ごせる。足元は広々としているし、リアドアのウィンドウ後方に小さな窓があるおかげで開放感がある。過剰なものはなく、必要最低限をさりげなく置いてくれている感じだ。
ほかにも、助手席背もたれの後ろ側にクルリと回すと現れるフックがついていて、「なぜここに?」と思ったら、運転席から手を伸ばしてみると使いやすい位置にある。運転席にはシートヒーターが標準装備されていて、しかも座面だけではなくて背面まであたためてくれるタイプ。「シートヒーターなんて過剰な装備じゃないの?」と言う人もいるかもしれないが、女性からするとどんなクルマにも付けてほしいくらい、あると嬉しいものだ。ムーヴをあれこれ触ってみると、思いやりとコストがとてもいいバランスで成り立っていることに気づく。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
GRヤリスRally2の潜在能力がヤバい! デビューしたてなのにトップドライバーたちが絶賛する「驚きの性能」とは
フロント一新、小型SUV『ミツビシASX』が大幅改良。HEV・MHEV・ガソリン車が6月から欧州で発売
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア
「ヘンタイ」が褒め言葉に聞こえたらかなりの重症! 重度のクルマ好きがやりがちな「一般人には理解不能」な行為7つ
スズキ「“超凄い”ソリオ」実車展示! 高機能レーダー多数搭載! “自動で走る“機能搭載の「ハイトワゴン」運行の理由とは
全くもって一貫性がない……! ペナルティに泣くアストンマーティン、F1の裁定に不満タラタラ「アロンソとストロールに厳しい」
本誌執筆陣がオススメするいま注目のモデルをピックアップ!「このクルマ、間違いないです!」ル・ボラン2024年6月号、本日発売!!
トヨタ、北京モーターショー2024で、バッテリーEVの新型モデル「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身