好調ジープの世界戦略車、新型コンパスの買いモデルはFFか4WDか?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:小林 俊樹
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フィアットと提携した2009年以降、ずっと右肩上がりの成長を続けてきたジープは、今回の新型コンパス追加で、2017年は悲願の年間1万台突破を果たす可能性が高いという。たとえば2016年の実績で、年間1万台を超えた輸入車ブランドは、ドイツの4社以外ではミニとボルボだけ(実質的にはミニもドイツ車か?)。こう考えると、日本におけるジープは大健闘といっていい。
ただ注意すべきは、2016年実績でもジープの国内販売全体の4割を占めるのは、あの伝統的オフローダーのラングラーだということだ。ジープがさらにメジャーブランドとして脱皮するには、この新型コンパスのような普通のSUVが売り上げのメインになる必要がある。個人的にはもう少し手頃な4WDモデルが追加されれば、新型コンパスはレネゲードやラングラーに対して、さらに魅力的な選択肢になると思う。
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