ジャストサイズな軽快SUV、新型アウディQ2は本当に若者向けなのか?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
Q2はフォルクスワーゲン・グループが新開発したエンジン横置き車用プラットフォーム「MQB」を使って開発された。つまりVWゴルフ、ティグアン、パサート、アウディA3、TTなどと同じだ。カタチもサイズも全然違うが、伸縮自在のモジュラー・プラットフォームのため、あらゆるサイズに対応できるのだ。
日本仕様のエンジンは、今回試乗した1.4リッターTFSI(直4ターボ)と1リッターTFSI(直3ターボ)の2種類。1.4リッターはゴルフやA3に積まれるのと同じCOD(シリンダー・オン・デマンド。低負荷時に4気筒のうち2気筒が休止し、燃費を稼ぐシステム)付きで、1リッターはA1にも載るのと同じタイプだ。いずれもデュアルクラッチ・トランスミッションの7速Sトロニックとの組み合わせとなる。
1.4リッターTFSIは改良を重ねながら長く使われているエンジンだ。突出した高性能を誇るわけではないが、ネガも見当たらない。パワーは車重1340kgのQ2に対しては十分以上で、このクルマを速く走らせる。ただしドラマティックな特性かといえばさにあらず。黒子に徹して実直に仕事をする職人気質のエンジンだ。
気筒休止するとメーター内の燃費を表示するインジケーターの色が変わるのだが、切り替えはスムーズで、2気筒と4気筒が切り替わったのを体感するのは難しい。アイドリングストップ付きで、JC08モード燃費は17.9km/L。
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