「フリード」ガソリンモデル試乗 見た目も使い勝手も良いが官能性が足りない
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 28
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 28
良く出来た実用車には、仮にそれが大衆的な価格帯の製品であったとしても、瞬間瞬間に必ずアートがある。そしてちょっとした加速や減速、あるいはちょっとした操舵の際にその車が発生させる動きや音、感触などから、人間の身体や心はビビビと「サムシング」を受信するのだ。
車についての詳しいことなどまったくわかっていない人であっても、サムシングは必ず受信できる。それはファッションに知識も興味もない筆者であっても、普段のユニクロではない「ちょっといい洋服」に袖を通してみれば、「おっ、なんだか知らないけどイイね! 違うね!」と感じるのと同じことだ。
そのようなサムシング、具体的には「車自体の動きやエンジンなどの感触から生まれる、特に生産性はない官能性」に、特に高速域ではやや欠けると言わざるをえないホンダ フリードは、個人的には「おすすめの大衆実用車」ではない。
なぜならば、もうちょっとよく探せば、同じぐらいの価格帯であっても瞬間瞬間のArt de Vivreが感じられる実用車を見つけることはできるからだ。そしてそういった実用車に乗るほうが、人生というのはよりステキになるはずだからだ。
とはいえ――筆者の価値観を人様に押し付けるつもりはない。
「そんなことはどうでもいいんだよ! とにかく子供たちがおとなしく座っててくれて、荷物とかの出し入れも便利な、それでいて安価で小ぶりなミニバンがウチには必要なんだよ!」というご家庭も、世の中にたくさんいらっしゃるはず。
そういったご家庭を運営されている方々に対しては、「うむ。ゆっくりめに走る限りは、フリードのG ホンダ センシングは悪くないミニバンだと思いますよ。お買いになるのもよろしいでしょう」との意見を具申したい。
ただ、「日々の生活のなかに発見するアート」もある程度は重視しながら生きたいと考える人が、無理に買う車ではない――ということだ。
全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりである。
【ホンダ フリード G ホンダ センシング(2WD/6人乗り)=210万円】
・車両価格:★★★★☆(総額で見てもまあまあお安い)
・気持ちよく走れる度:★★☆☆☆(一般道は問題なしだが)
・燃費:★★★☆☆(当日の燃費は12.5km/L)
・積載性:★★★☆☆(クラス標準)
・おしゃれ度(外観):★★★★☆(良好)
・おしゃれ度(内装):★★★★☆(良好)
・総合国民車度:★★★☆☆
【 ホンダ フリードのその他の情報 】
ホンダ フリードの中古車一覧
ホンダ フリードのカタログ情報
ホンダ フリードの買取相場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
システム出力は711馬力! ポルシェ新型「911ターボS」の走りは鳥肌が立つほど刺激的!! ハイブリッド化を果たした最新の「ターボ」は速さも快適性もケタ違い
「感度もバリバリありました」KCMG初走行の山下健太が初日3番手、“違い”と好調さに笑い止まらず/SF鈴鹿テスト
日本初の荷物専用新幹線、2026年3月から運行へ…盛岡-東京間で1日最大1500箱輸送
会場初のドローンショー開催へ、300機が夜空を彩る…ジャパンモビリティショー福岡2025
即完売した「トゥールビヨン×フルスケルトン」ウォッチ再び! トゥールビヨン搭載だけど50万円以下!? その造形美とは
約564万円! トヨタ新「“7人乗り”SUV」登場! パワフルな2.4リッター「ターボ」に高性能“ヨンク”搭載! 全長5m級ボディでハイブリッドもある「ハイランダー」加国モデルとは
トヨタも協力、中高生対象「福岡テクノロジー人材創生塾2025」開催へ…モビリティ分野の最前線を学ぶ
中古車は洗車だけで査定額が上がる!? プロ査定士が教える“売る前に絶対やるべきこと”
映画『エディントンへようこそ』──「インターネットという新しい法律によって変容する現代は、まるで西部開拓時代のよう」と語る監督アリ・アスターの想い
積水化学、高速道路SA・PAにゴミ箱遠隔監視システム導入…清掃作業を効率化
ボッタス、キャデラックF1での初日終える「新たな章の始まりを迎え、誇りに思う」
【スズキ DR-Z4S/SM 試乗】足がつかない不安も、走り出したらすっかり忘れました…小鳥遊レイラ
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
「ハイラックス」が火をつけた国内ピックアップトラック人気。三菱「トライトン」に続いていすゞ「D-MAX」やマツダ「BT-50」もアリじゃない?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!