【新型プリウス試乗】PHEVは歴代で最も走りが楽しい。納期優先なら1.8Lもアリ
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 56
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「プリウス PHEV(プロトタイプ)」のクローズドコースでの試乗会と、「プリウス」の公道試乗会が開かれた。PHEVについては運転どころか動いている車両を見るのも初めて。ハイブリッドのプリウスについては昨年末、クローズドコースで試乗し、軽快かつ上質な走りを確認している。それぞれの印象をお伝えしたい。
まずPHEVからご報告。今回試乗できたのは、1台は欧州仕様(右ハンドル車)で、もう1台が日本仕様のプロトタイプだった。
いずれも車内の仕上げはまだ市販車の状態にはなっておらず、ところどころ安っぽいプラスチックのままだったが、動力性能については市販できる状態に仕上がっているという。
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許可されたのはサーキットを3周のみ。まず1周「EVモード」で走行し、残り2周は「ハイブリッドモード」か「オートモード」で走行してほしいとのことだった。
EVモードでピットアウト。コースインしてアクセルを徐々に深く踏み込んでいく。当然エンジン音はせず、挙動は電気自動車そのものだ。つまり静かで変速もなくスルスルと速度が上がっていく。直線でアクセルを全開にしてみる。エンジンの助けを借りずともかなりの速さを見せた。
今回は比較用に先代「プリウスPHV」も用意され、同じように走らせることができた。
新型のプロトタイプは先代に比べて圧倒的に力強いというわけではないが、クルマに詳しくなくとも乗り比べればはっきり違いがわかる程度には速い。
先代が8.8kWhのバッテリーを搭載していたのに対し、新型は13.6kWhのバッテリーを搭載していることが大きいはずだ。電気自動車の場合、バッテリー容量は航続距離を左右するだけでなく力強さにも影響する。
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続いてハイブリッドモード。すなわちプリウスPHEVがもつ最大のパワーを発揮するモードだ。新型プリウスの発表時、0-100km/h加速性能が6.7秒と発表されているので速いのは間違いない。
体感的にどうか。直線に差し掛かってアクセルを深く踏み込む。と同時にエンジンがかかって加速力が増す。
速い速い! システム最高出力223psは伊達ではない。前述したようにバッテリー性能が向上していることに加え、エンジンも排気量が200cc増えてパワーアップしている。その掛け合わせによって大幅に速さを増している。
エンジンにそれなりの負荷をかけた状態でも音と振動はよく抑えられていて、アクセルを全開にしている間も車内は静かだ。もちろん電気自動車のようにはいかないが。サーキットを活発に走らせてわかるのは、新型の重心の低さ。
先代との乗り比べでは、力強さの差以上に車体の安定感の違いが印象に残った。新型は加減速や旋回によって車体が前後左右に倒れ込む量が圧倒的に少なく、安心感が高い。はっきりとスポーティだ。
プリウスの最上級グレードにふさわしい動力性能をもち、車体はその動力性能にふさわしい挙動を見せる。間違いなく歴代で最も走らせて楽しいプリウスと言える。
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続いてハイブリッドのプリウスで公道を走る。PHEVのみならず、ハイブリッドも先代に比べ大幅に力強くなっているのは昨年末のクローズドコース試乗で確認済み。やっぱりエンジン排気量が1.8Lから2.0Lに拡大したことが大きい。システム最高出力196psはそこそこのスポーティカーの性能だ。
公道での乗り心地は想像していたよりもずっと硬い。路面の継ぎ目を通過すると「ドン」とはっきり乗員に振動が伝わってくる。また舗装が荒れた区間を走行すると、車体は細かく揺れる。
ただしボディ剛性感は非常に高く、衝撃や振動がぶるぶると続くことはない。衝撃はドンと一発で収束し、振動による揺れは路面状態を正直に、正確に乗員に伝えてくるという印象。乗り心地は悪くないが、ゆらゆらマイルドなタイプではない。
この折り目正しい乗り心地や、キビキビとしたハンドリング、それにPHEVにしてもハイブリッドにしても十分以上の動力性能は、新型の大胆なスタイリングから予想する通りのもので、整合性が取れたクルマだなと感じた。とにかくソフトであることが快適という人には、もしかすると向いていないかもしれないが、多くの人が全体のバランスがとれていると感じるのではないだろうか。
また売れるなプリウス。というかすでにものすごい勢いでオーダーが入っているようだが。
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最後にひと言。
KINTO専用の「Uグレード」にも少し試乗することができた。システム最高出力140psの1.8Lエンジンを搭載したグレードだが、これでも先代プリウスよりもパワーアップしていて十分といえば十分。
このスタイリングを安く、そして早く手に入れたいという人はKINTO利用を検討してみてもよいのではないだろうか。僕がプリウスに乗るならそうする。
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