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「ナンバーワン!」の言葉が何より大切! 11月の新車販売ランキングから読み解く各社の追い込み状況

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「ナンバーワン!」の言葉が何より大切! 11月の新車販売ランキングから読み解く各社の追い込み状況

この記事をまとめると

■2022年11月の販売台数ランキングを分析

高級コンパクトは日本で成功せずの常識を打ち破った! 日産ノートオーラがいまだに売れ続ける秘密は「絶妙な立ち位置」にアリ

■トップとなったのはホンダN-BOX

■2022年でもっとも売れた新車はN-BOXとなるだろう

今年もっとも売れた新車はN-BOXとなるだろう

2022年11月単月における、登録車と軽自動車を合算した(含軽統計)、車名(通称名)別新車販売ランキングでトップとなったのはホンダN-BOXであった。2位にはダイハツタントがランクインしている。例年、年末が近づくと軽自動車の販売競争が激化する。非常事態といっていい2022年末も同じような動きがあるのを統計からみることができる。

N-BOXはすでに2022暦年締め車名(通称名)別軽自動車販売ランキングでのトップをほぼ確実なものとしている。そしておそらく含軽統計、つまり2022年でもっとも売れた新車になることも間違いないだろう。それでも手を緩めずに販売促進にまい進しているように見えるのは、すでに2022事業年度(2022年4月から2023年3月)締めでの年間販売台数トップも確実にしようとしているようにも見える。

軽自動車は寸法やエンジンスペックなどは厳しい規格によりライバル車でほぼ横並びとなる。見た目の好みなどでどのメーカーのモデルを購入するか決めるといってもいいぐらいである。そのなかで、「N-BOXは軽自動車だけでなく、登録車も含め日本一売れています」や、「ダイハツは軽自動車販売ナンバー1ブランドです」というセールストークは販売促進にかなり有効なのである。そのため登録車よりも車名(通称名)別やブランド別でのナンバー1にこだわるのである。

日産ではノートシリーズに需要が集中

登録車でのトピックは含軽統計で4位、除軽統計(登録車のみ)で2位の日産ノートとなるだろう。ノートには5ナンバーサイズの標準車と、3ナンバーワイドボディとなるオーラがあり、オーラの販売比率は全体の4割程度と意外なほど高い。日産車のなかで売れ筋といえば、サクラセレナエクストレイルアリアそしてノートがあるが、納期遅延どころか新規受注停止車両まであり、比較的短めの納期でまともに販売できるのはノートシリーズとICE(内燃エンジン)搭載の軽自動車しかないとされている。

納期遅延どころか新規発注もできず、迷っているお客にセールスマンがオーラを勧めると意外なほど受注に結びつくとのこと。標準車ではフリート販売(レンタカーなど)にも勢いがついてきたようなので、結果的に“日産車が欲しい”とか、“e-POWER車に乗りたい”といったニーズがノートシリーズに集中してしまった結果とみることもできる。

含軽ランキング22位、登録車のみで12位のフリードは販売台数自体だけを見ると勢いがいまひとつのように見える。ただ、どの販売現場のセールスマンも「即納できる車両もあります」と説明してくれる。仕様にこだわらなければ、12月上旬現在で年内納車もできないわけではないとのことで、テレビコマーシャルも積極的にオンエアしていた。少なくとも、実質1年待ちも珍しくないライバルのシエンタと比べれば納期が早いのは間違いないようだ。

即納できる車両がほとんどないなかでも、暦年締め年間目標販売台数必達のためセールスマンは、2022年末でさえもディーラー本部から檄が飛ぶとのこと。各ディーラーともメーカーと交渉して、年内に登録や届け出のできる完成車の総取り合戦が繰り広げられるだろうから、12月の販売統計はじつに興味深いものとなりそうだ。

2022年11月新車販売ランキング(台)

ホンダN-BOX (17474)

ダイハツ・タント (14998)

トヨタヤリス(12944)

日産ノート(10973)

ダイハツ・ムーヴ(10639)

スズキスペーシア(10290)

トヨタ・カローラ(10178)

トヨタ・シエンタ(10167)

トヨタ・アクア(8808)

トヨタ・ルーミー(8390)

スズキ・ワゴンR (7865)

スズキ・ハスラー(6861)

ダイハツ・ミラ(5933)

スズキ・アルト(5908)

ホンダ・ヴェゼル(5653)

日産ルークス(5594)

トヨタ・ライズ(5589)

ホンダ・フィット(5471)

トヨタ・アルファード(5358)

ホンダ・ステップワゴン(5327)

ダイハツ・タフト(5215)

ホンダ・フリード(5118)

トヨタ・ノア(5080)

トヨタ・ヴォクシー(4954)

スズキ・ソリオ(4329)

ホンダN-WGN(4058)

日産セレナ(3648)

日産サクラ(3497)

スズキ・ジムニー(3071)

トヨタ・ランドクルーザー(3011)

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みんなのコメント

11件
  • マツダと三菱は居ないねえ。
  • こういうのって細かな浮き沈みの大きい月産より、年度の累計でみた方が面白いと思う。上位は大体同じ車で占められるのは変わらないとしても。

    あと日産の中では圧倒的にノートとルークスが売れ筋なのに、なぜ後者はあまり取り上げられないのだろう。日産の自動車販売も今や過半数が軽自動車だというのに。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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