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新型ダイハツ タントは広く推奨されるべき実用車だが、ある種のこだわりを持つ守旧派には厳しい面も

素晴らしい道具グルマだが適さない人もいそう

「新時代の国民車」を探す実地調査企画の第24回。今回の調査対象は、今年7月のフルモデルチェンジで4代目へと生まれ変わった軽のスーパーハイトワゴン、「ダイハツ タント」である。
>>国民車とは?

タントという車自体についての詳細な説明はもはや不要だろう。「すっごく背が高い軽自動車」で、「左側にBピラー(真ん中の柱)がないから、人の出入りや荷物の出し入れがすっごくラク」という、CM等でおなじみのアレだ。

今回のフルモデルチェンジで大きく進化した点は主に3つ、

・「DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)」という新しいプラットフォームの採用
・「ミラクルウォークスルーパッケージ」という、やたら使い勝手の良い室内レイアウトの採用
・全車速対応ACC(アダプティブクルーズコントロール)を含む予防安全機能「次世代スマートアシスト」の採用

である。

この3つの進化点を中心にさまざまなチェックを行ったわけだが、その結論は以下のとおりであった。

「新型タントは、ある種の国民には強く推奨したい素晴らしい道具グルマである。しかし同時に、ある種の国民には推奨しにくい微妙な車でもあった」

以下、ご説明しよう。

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