絶好調ホンダを支える3台と楽観できない背景。かつての販売日本一「フィット」の運命も気になる
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 271
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モデル名別の新車販売台数ランキングを見ると、「ヴェゼル」、「ステップワゴン」、そして「ZR-V」がホンダの躍進に大きく貢献していることがわかります。
特にZR-Vの貢献度はすさまじく、2024年1-6月は前年比599.4%という驚異の数字を記録しています。
ちなみに、ヴェゼルは同194%、ステップワゴンは同218.7%となっています。
こうした結果について、都内の販売店関係者は次のように分析します。
「ヴェゼルについては、2024年4月にマイナーチェンジがおこなわれたことが大きいと思います。
ステップワゴンは、シンプルなデザインや室内空間の広さを特にご評価いただいています。
また、ライバルである「トヨタ ノア」/「ヴォクシー」の納期が非常に長いなかで、ステップワゴンは比較的早くお届けできることも、販売台数を押し上げている要因だと思います。
ZR-Vについては、もともと高い評価をいただいていたにもかかわらず、お届けまでにかなりの時間を要してしまっていました。
ただ、最近では生産も順調に進んでおりますので、それが数字に現れているのではないでしょうか」
また、2024年3月に発売された「WR-V」の好調も追い風となっているようです。
前出の販売店担当者は次のように話します。
「WR-Vはヴェゼルに近いサイズですが、『タフ系』のWR-Vと『都会派』のヴェゼルといったように、両車はしっかりとすみわけできている印象です。
また、WR-Vはガソリン車のみの設定となっていることから、ヴェゼルと比べてお手頃感が高いのもポイントです。
それにより、コストパフォーマンス重視の方はWR-V、高級感重視の方はヴェゼルといったように、販売店としてもお客様のニーズに合わせた提案ができるようになりました」
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