「セレナが上半期ミニバンで販売1位」のカラクリと、ミニバンの人気を決定するポイントとは?
掲載 carview! 文:山本 晋也 35
掲載 carview! 文:山本 晋也 35
2024年度上半期(2024年4月~9月累計)の国内販売において、「セレナ」が3万9637台を販売し、2023年度下半期に続き、ミニバン販売台数ナンバーワンになったと日産が発表しています。ちなみに、日産は「定員6名以上の国産車」をミニバンと定義して独自に集計した結果がセレナの販売トップとしています。
たしかに、同時期におけるスライドドア車の販売台数を自販連のデータから抜き出してみると次のようになっています(順位は登録車全体における数値)。
3位|トヨタ シエンタ 5万8645台
5位|トヨタ ルーミー 4万2891台
6位|ホンダ フリード 4万614台
7位|日産 セレナ 3万9637台
8位|トヨタ アルファード 3万8794台
10位|トヨタ ヴォクシー 3万5143台
11位|トヨタ ノア 3万4240台
18位|ホンダ ステップワゴン 2万650台
20位|スズキ ソリオ 2万5448台
>>ノアヴォク、セレナ、アルファード…人気の国産ミニバンの公式画像集へ
この中で、ルーミーは2列シートで5名乗車仕様しかラインナップしかなく、シエンタやフリードも2列シート仕様がそれなりのボリュームで存在するため、純粋にスライドドアで6名以上の乗車定員(≒3列シート)となると、セレナがナンバーワンなのは間違いなさそうです。
しかし、ほとんどのハードウェアを共有する姉妹車「ノア/ヴォクシー」を合計すればスライドドア車全体のトップとなる約7万台となります。
そこであらためて、Mクラスミニバンカテゴリーの実質的なランキングを整理すると以下のようになります。
1位|ノア/ヴォクシー 6万9383台
2位|セレナ 3万9637台
3位|ステップワゴン 2万650台
じつはセレナと「ステップワゴン」を足しても、ノア/ヴォクシーに届かないほどトヨタのMクラスミニバンは圧倒的なのでした。さらに、キング・オブ・ミニバンの「アルファード」もセレナに肉薄する売れ行きです。
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