【操る快感、極まる】ヤマハ「トライセラ・プロト」JMS2025で初公開。後輪をドライバーの意思で操舵できる“3輪EV”は走る実験室だった
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 3
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 3
トライセラ・プロト開発者の宮本秀人さんは次のように語ります。
「この研究開発では、車両の挙動がどのように人間に伝わって感情に変わるのかを解明し、コーナリングの楽しさの本質を明確にしたいと考えています。オートモードでは速度に応じた後輪操舵を行い、誰でも楽しめますが、マニュアルモードに切り替えると最初は難しい。
しかし慣れてくると、自分で制御できるようになるのが楽しくなる。それこそが、私たちが提案する“鍛錬の娯楽化”に繋がっているのです。」
ヤマハ発動機は、1955年に日本楽器製造(現・ヤマハ株式会社)から分離し、オートバイ製造を目的に創業しました。楽器の演奏も、バイクの操縦も、「上達の努力」が喜びにつながるという哲学は、創業当初から変わっていません。
私自身も、子どもの頃に通ったヤマハのエレクトーン教室では練習が辛く感じましたが、弾けるようになったときの達成感は強く記憶に残っています。また最近、大型二輪免許を取得した際、スラロームや一本橋をうまくクリアできたときの感動は格別でした。
ヤマハが掲げる“感動創造企業”というスローガンの裏には、努力を楽しみに変える思想があります。このトライセラ・プロトもまた、“上達の喜び”をモビリティの世界で形にした存在です。
…と、難しい理屈はさておき、見た目からして“乗ってみたくなる”ことは間違いありません。未来の「楽しさを鍛える乗り物」として、ヤマハらしい研究車と言えるでしょう。
(終わり)
(写真:小林 和久、ヤマハ発動機)
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