NewBeetle 誕生10周年 “ヴィンテージ”が登場!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:荒川 雅臣
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:荒川 雅臣
VWニュービートルとBMWミニ。どちらも往年のヨーロピアン大衆車のリバイバルであり、2000年前後に誕生したモデルなので、同列に扱われがちだが、私に言わせれば両車は全く違う存在だ。
比較対象としてのBMWミニはいわばバリバリのヨーロッパ車。原型の初代ミニからしてイギリス車で、作ったBMWがまたドイツブランドだからだけじゃない。工場は相変わらずイギリスのオックスフォードだし、なによりヨーロッパ車的なコンセプトで作られている。とにかく作りがマジメでスキがない。ある種、神経質だと言ってもいい。
一方、ニュービートルは完全にアメリカンである。それは初代ビートルからしてアメリカの特に西海岸で愛されてただけではない。生い立ちからしてアメリカンなのだ。フランクフルトではなく、94年のデトロイトショーに「コンセプトI」として登場、アメリカ人にウケたのをきっかけに生産が決まり、工場はアメリカ文化圏のメキシコ。そしてそれ以上に作りがアメリカンである。
具体的には、BMWミニがシャシーからエンジンまでフルオリジナルで外見と中身にズレがないのに対し、ニュービートルの中身は旧型ゴルフ。つまりリアエンジンフォルムの外観に、FFレイアウトの旧型ゴルフのシャシーを無理やり突っ込んでるわけで、いい意味での“遊び”が随所に見られる。
それはほとんど大学ノートを縦に2冊置けそうなくらいに広いダッシュボードにだったり、異様に左右が狭いリアシートやトランクルームにだったり。要するにビートルは最初っから「カッコだけ」と割り切られた、ファッションアイテムみたいなものなのだ。
今回、一部ギアボックスが旧式の4ATだったのが、全車6ATに進化すると同時に、室内が本革ボルドーレッドの『ヴィンテージ』や、ついでに幌までガーネットレッドの『ヴィンテージ カブリオレ』が生まれたのもそのせいであり、どちらもいかにも西海岸に似合いそうな色合い。そしてなによりも、この感覚こそが“ニュービートル”なのである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
横尾忠則の現在地を世田谷美術館で。新作《連画の河を描く》──今月のアートを深掘り
【GW】ゼンリン、長崎駅前に地図デザイン専門店を期間限定でオープン
ヤマハ、フォーミュラE挑戦5戦目で早くも初表彰台。母国戦“東京E-Prix”に向け弾み「我々には伸び代しかない……どんどんレベルが上がっています」
10億円超えはもはや当たり前!? 世界のクラシックカー業界の相場が一目瞭然…自分の愛車はどれくらいで取引されているでしょうか
降車ボタン押すと蒸気がシュウゥゥ… 大改造された路線バス 乗車は水着で!?
中国限定で53台のみ、特別デザインのBMW『M4 エディション・ニュルブルクリンク』発表…上海モーターショー2025
【中国】マツダ新型「EZ-60」世界初公開! ピカっと光る魂動デザイン&“まるでテレビ”な巨大横長ディスプレイが斬新すぎる! 「CX-60」より“ちょいデカ”な新型「クーペSUV」発売へ!
快適な使い心地と圧倒的な開放感が特徴! ミニ マルワークスの大人気シェルターテント「シェルター G」に追加された“日本別注バージョン”の新色とは
徹底的で究極的 BMW M3 コンペティションへ試乗 豪快な直6ツインターボ 許容力を増す4WD
アンダー? オーバー? 結局FFとFRってどう違うの? じつは「アレ」を使えばすぐわかるんです!!
後席居住性は7シリーズに匹敵! BMW 5シリーズセダンにロングボディを追加
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」が開催中! 見どころをピックアップ
次期レクサス「UX」は最短で2026年登場か RX譲りのスピンドルボディ採用で将来はBEV専用になる?
GRの工場見学会が募集開始。クルマ好きなら一度は見ておきたいレース直系の“こだわり”と“特別感”とは
【試乗】ヒョンデ新型「インスター」は、日本にも最適な独特サイズと攻めの価格設定で“侮れない存在”に
【初撮影】「EQC」改め「GLC EV」に。不評のデザイン一新&名称変更で再起を図る…2モーターのAMG仕様も
【次期CX-5にも影響ある?】「中国市場向けSUV「EZ-60」世界初公開 マツダの最新デザイン&技術を採用
「テスラがスランプ」世界でも地元アメリカでも販売が鈍化した理由が厳しい。なぜ急落しているのか?
【本当に便利なのか】「マイナ免許証」がスタート。1枚にすると更新料が安くなる? メリットとデメリットを解説
都会派に転向した「ソルテラ」に代わってオフ度高め「トレイルシーカー」が新登場。日本導入はどうなる?
レクサス新型「ES」初公開。ボディ拡大×新デザインで全面刷新、BEVは最長685km…日本導入は26年春
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!