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NewBeetle 誕生10周年 “ヴィンテージ”が登場!

ある種のユルさとキッチュさが魅力!

というわけで久々にニュービートルのカブリオレに乗った私だが、シートに座った瞬間、「コレよコレコレ!」と思った。それは目の前のピンポンでも出来そうな広大なダッシュボードにだったり、ステアリング脇の一輪挿しにだったり、目の前の大きな丸いスピードメーターにだ。とにかく作りが大らかで、笑っちゃうくらいに楽しい。ベースがFFであることを隠そうともしてないし、逆に笑い飛ばしてるところがある。

インテリアにも妙にツヤツヤした部分があって、造形も大げさ。ある種、映画の『オースチンパワーズ』に出てきそうなキッチュさ。これはもう完全にアメリカ文化だ。

というか元々もアメ車には、バカみたいにロングノーズで外寸がデカいくせに、インテリアが狭いクルマというのが少なくない。歴代コルベットだってそうだし、カマロだってそう。とにかくグラムいくら? の質ではなく、何グラム食べられるか? で勝負しているステーキのように、考え方が根本から異なっていて、ニュービートルもその感覚に則って作られているのだ。

しかも乗って驚くのは、質が驚くほど高いこと。もちろんフロントノーズが長い分、ハンドリングはやや軽快感に欠けるが、その分重厚感はタップリで、乗り心地もゆったりと高級車っぽい。車重が約1.4トンと結構あるためか、ブレーキはやや甘めだが、全体のタッチは驚くほど上質で、今回のマイナーチェンジでそれが全体的に増している。

確かに2リッター直4エンジンは、現行ゴルフがDOHCターボなのに対し、やや旧式なSOHCノンターボで、最高出力も84馬力低い116馬力だが、吹けは滑らかだし、今回の6速AT採用により、10・15モード燃費はリッター10.6 kmにまで向上。クルマとしての根本的能力も万全とは言わないまでも適度にアップデートされているのだ。

私はデビューしてもはや10年は経とうとしているニュービートルが、今だ世界に根強く愛されているのを実感したのだった。

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