長寿大国日本で高齢者が乗るべきクルマとは? 趣味性にもこだわったおすすめ5選
掲載 carview! 文:山本 晋也 34
掲載 carview! 文:山本 晋也 34
言わずもがな、日本は世界でもトップクラスの高齢化社会となっています。長命な方が多いというのは文明社会としては歓迎すべきことですが、それに伴って様々な問題が出ているのも事実。
クルマの運転も高齢化でミスが増えることを心配する声は少なくありません。そのため70歳を過ぎたあたりから免許返納を考える人も増えているようです。本人はまだまだ大丈夫と思っていても周囲が返納を進めるという話もよく耳にします。
高齢者になると足腰も弱ってきますから、徒歩や自転車での移動が難しくなってくるのもまた事実。クルマを運転できるのであれば、それを利用するのもまた文明社会のあるべき姿といえます。肉体的な衰えからミスが多くなるのであれば、技術力でカバーするというのも正しい文明社会のあり方といえるかもしれません。
幸い、現在の自動車テクノロジーはADASと略される「先進安全機能」や「先進運転支援システム」が日進月歩で進化しています。いまや一部の継続生産車種を除き、ほとんどの最新モデルに高齢による認知能力や反射神経の衰えからくる交通事故にも有効な「AEB」と呼ばれる「衝突被害軽減ブレーキ」が標準装備されています。
ちょっと古いモデルになるとAEBのセンサー能力的に夜間の歩行者が認識できなかったり、さらに古くなると歩行者の検知が難しかったりしていましたが、最新モデルであればかなり広範囲に歩行者・車両を検知して緊急ブレーキをかけてくれます。
高齢者の事故といえば、よく連想されるペダル踏み間違いについてもセンサーやペダルの操作量などからイレギュラーな状況を車両が検知、出力を絞ったり、ブレーキをかけたりする機能はスタンダードになっています。
<上の写真:N-WGNの踏み間違え抑制制御機構>
AEBや踏み間違い防止機能を備えたクルマとして「サポートカー(サポカー)」という基準が存在しています。すでに終了していますが政府が「サポカー補助金」を給付したこともサポカーの普及を加速させたといえるでしょう。
高齢者向けに「サポカー限定免許」という制度もあります。運転免許の条件としてサポカーとして認められたクルマしか運転できないというものですが、サポカー限定免許でなくとも運転が心配になってきたドライバーに取っては、サポカーは愛車選びのひとつの基準となるでしょう。
さらに筆者が高齢者が運転するクルマには必須と考えているのが「オートホールド」機能です。これはEPB(電子制御パーキングブレーキ)に付随する機能で、信号待ちなどで停止した際にブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持してくれるというもの。高齢者になるとブレーキペダルを踏む足の力が抜けてしまうこともありますから、アシスト的な機能としてオートホールド機能は役に立つことでしょう。
<上の写真:ダイハツ タフトのEPB>
日常的に乗ることを考えると乗降性も重要ですし、取り回しの容易さもポイントになります。
こうした条件で絞っていくと、高齢者が日々の足として乗るのにおすすめなのは軽ハイトワゴンが第一候補となるでしょう。全高1600mmクラスの軽ハイトワゴンはシートが高からず低からずと乗降性に優れたモデルが多く、サポカーのトレンドによって先進安全装備も充実してしているモデルが多くなっているからです。
>>タフトのスペックや価格をチェックする
>>タフトのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<上の写真:ダイハツ タフト>
そうしたモデルの中から、オススメしたいのは「ダイハツ タフト」です。同社では「スマートアシスト」と呼んでいるADAS機能については日常域をカバーするだけでなく高速道路では先行車に追従できるACC機能も備えています。もちろんオートホールド付きEPBも標準装備です。
「スカイフィールトップ」と名付けられたガラスルーフが室内を明るくしてくれるのもうれしいポイント。スタイリングは若々しすぎると感じるかもしれませんが、性別問わず似合うモデルと言えるのではないでしょうか。
>>N-WGNのスペックや価格をチェックする
>>N-WGNのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>N-WGNカスタムのスペックや価格をチェックする
>>N-WGNカスタムのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<上の写真:ホンダ N-WGN>
もう少しオーソドックスなモデルが良いというのであればホンダN-WGNが候補になってくるでしょう。「ホンダセンシング」と名付けられたADAS機能は上級モデルと同等の内容となっていますし、走り味についても軽自動車離れしたワンランク上のフィーリング味わえます。
>>サクラのスペックや価格をチェックする
>>サクラのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>eKクロスEVのスペックや価格をチェックする
>>eKクロスEVのユーザーと専門家のレビューをチェックする
経済的に余裕があるという高齢者の方であれば、日産サクラ/三菱eKクロスEVといった軽EVを検討してみるのも良いのではないでしょうか。
ADAS機能やオートホールド付きEPBといった機能は当然のように装備されていますし、EVならではの滑らかな走りっぷりは、上級モデルからのダウンサイジングでも不満は起きないはずです。
取り回しやすい小さなクルマは悪くないけれど、軽自動車ではなくコンパクトカーにしたいというのであれば、ホンダ・フィットが一番のオススメとなります。ADASやEPBは標準装備となっていますし、ハイブリッドではなくガソリンエンジン車を選べば、160万円を切った車両価格からラインナップがあるのも魅力でしょう。
>>CX-30のスペックや価格をチェックする
>>CX-30のユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>CX-30ハイブリッドのスペックや価格をチェックする
>>CX-30ハイブリッドのユーザーと専門家のレビューをチェックする
乗降性の面からSUVやミニバンは高齢者にはオススメとは言いづらいのですが、SUV的なスタイルが欲しいという条件であれば、マツダCX-30はどうでしょうか。
SUVの中では最低地上高が低めなため乗降性は悪くありませんし、ADASやEPBといった高齢者の運転を助けてくれる機能は充実しています。クリーンディーゼルの設定があるのもCX-30の特徴で、ランニングコストを抑えつつ力強い走りが楽しめるのも魅力です。
>>タフトのスペックや価格をチェックする
>>タフトのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>N-WGNのスペックや価格をチェックする
>>N-WGNのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>N-WGNカスタムのスペックや価格をチェックする
>>N-WGNカスタムのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>サクラのスペックや価格をチェックする
>>サクラのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>eKクロスEVのスペックや価格をチェックする
>>eKクロスEVのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<おわり>
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
M.マルケスが4連続ポール獲得。小椋がトップでQ2進出/第4戦カタールGP
MotoGPカタール予選|ヤマハのクアルタラロがフロントロウ! 兄マルケスは絶好調維持し4戦連続ポールポジション
PP逃したふたりの好対照な反応。いつになく悔しがるau TOMS坪井翔と、ノーウエイトでの3番手を喜ぶKONDO松田次生
F1バーレーンFP3速報|マクラーレン勢がワンツー! レッドブルの角田裕毅は20番手最下位
N.ハリウッド×ブルックス ブラザーズ、別注ポロカラー シャツが登場!
“岡山スペシャル”で3番手のリアライズ松田次生。ヨコハマ勢が2台揃ってQ2進出で復活気配【第1戦GT500予選】
予選で苦しんだ昨年のGT300ウイナーと2024年チャンピオン。好調が乱れた要因/第1戦岡山
開発凍結なのになぜコースレコード? タイムアップの背景と予選後のパドックの声【第1戦GT500予選の要点】
結局シンプルなのが一番なのよ!! 三菱 [初代ekワゴン]は無駄のない完璧に近い[クルマ]説
見た目も中身もまるで小さな“Sクラス”!? メルセデス・ベンツ新型「CLA」 に対するネットでの反響とは 気になる日本導入のタイミングは?
卓越したクラフツマンンシップで魅せるベルルッティ──特集:2025年春、ジャケットかジップアップブルゾンどちらが正解?
運転技術進化中の“片岡校長”に驚く谷口のふたり、大嶋と福住に悪魔のささやき【第1戦予選会見トピックス】
【初撮影】アルファロメオ新型「ステルヴィオ」は洗練されたクーペSUVへ進化。頂点「クアドリフォリオ」は1000PSに到達!?
「WR-V」一部改良に賛否。好意的な声の一方「値上げでは」との批判も…なぜここまで評価が分かれるのか?
【何キロオーバーで光るのか】住宅地など生活道路にも移動式オービス増加中…違反にならないための対策とは
【こんなのクラウンじゃない?】4モデルが出揃い70周年を迎えた16代目「クラウン」の本当の狙い
【逆襲のステップワゴン】“全部入り”「エアーEX」誕生で販売店に問い合わせ殺到中! 予想価格は?
あのヤリスの祖先「スターレット」は雨の日が危険なほど強烈なパワーが自慢の“かっとびマシン”だった
最新ゴルフの高性能グレードにもない“夢の頂点感”が漂う2代目「GTI 16V」とはどんなクルマ?
【スクープ】16日発表。“SUV化”する新型「アウトバック」の全貌判明。ストロングHVも設定
【本当に転売ヤーのせいなのか】「ジムニーノマド」受注停止に悲痛な叫び。早期の受注再開の可能性は?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!