ボルボXC40はカジュアルな秀作SUV。タイヤサイズが悩みどころ
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
街中では軽快感が印象的だったが、高速道路に乗るとゆったりした乗り心地と頼りがいのある直進安定性が優位にたってくる。アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを作動させ流れに乗って走っている際の安心感と快適性は極めて高い。たとえば300kmを超えたら電車か飛行機がいいなと考えているような人でも、このクルマであれば500kmのロングドライブに挑戦する気になるだろう。このあたりはボルボの真骨頂である。滑らかで正確なステアリングフィールも印象的だった。なお、同社としては初となるオートブレーキ機能付クロス・トラフィック・アラートを装備するなど、上位モデルに遠慮することなく最新の安全装備を採り入れているあたりも実にボルボらしい。
一方、少し気になったのは乗り心地だ。スポーツサスペンションと20インチタイヤの組み合わせは、荒れた路面でちょっと硬い。試乗車がおろしたての新車だったことも影響しているのかもしれないが、突起を乗り越えたときに伝わってくるショックは少し角が立っているし、路面によってはロードノイズも大きめに発生する。もちろん、20インチタイヤはとてもカッコいいし、スポーツサスペンションとあいまってワインディングロードではスポーティな走りをもたらしてくれる。しかし、快適性に焦点を当てると、若干だが副作用があるのも否定できない。機会があれば、19インチを標準で履くRデザインや、18インチもしくは17インチを履く他のグレードにも試乗してみたいところだ。
矢継ぎ早に魅力的なニューモデルを投入してきているボルボ。業績も右肩上がりだ。そんなノリにノッているブランドの最新モデルであるXC40は、デザイン、質感、使い勝手、走りなど、どこをとっても良くできているし、コストパフォーマンスも高い。ボルボファンだけでなく、これまでボルボに興味をもたなかった人にも強烈にアピールするに違いない。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
川崎重工、4足歩行モビリティ「CORLEO」製品化へ…社長直轄プロジェクト立ち上げ
新車“約327万”! 日産「“6人乗り”セレナ」がスゴイ! リッター約20km走る&全長4.7m級の「ちょうど良いサイズ」採用した「サードシートレスモデル」とは
逮捕された元F1ドライバー、エイドリアン・スーティルが詐欺容疑を否認。弁護士が声明を発表
パンクとは違うタイヤの破裂! 危険極まりない「バースト」が起こる原因と予防策
【ヤマハ アクシスZ 試乗】最軽量か、ゆとりか。「シグナス」と「ジョグ」の間で光る「王道コミューター」の姿…伊丹孝裕
欧州の“S級有望株”がスーパーフォーミュラで走る! F4&FRECA王者のスレイターが鈴鹿テスト参加決定
「関西人がサンマを食べられるのはこのフェリーのおかげ!?」 新造船デビュー「日本海の最長航路」の“強み”とは?
4人乗りは2000万円超え 「極上の移動空間」を提供する超高級ミニバン レクサス「LM」の納車まで時間はどれくらい? 人気はどう? ディーラーに聞いてみた
シート喪失に驚くも落ち着いた週明け「まだ十分に認識していなかったのかも」首脳陣は新人を優先【角田裕毅F1第24戦展望】
【年に一度の車山詣で】今年も『アロンフランセ』に700台近いフランス車が集結!テーマはシトロエンID/DS70周年
「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
ダイハツ「ミラジーノ」を2台乗り継ぐヘビーユーザーが作る純正イメージを大切にしたカスタマイズ
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新車が高い問題】北米でじわりと広がるセダン回帰。日産「セントラ」が示す“手頃さ”というもうひとつの選択肢
【ここが変わった】新型「デリカD:5」まもなく登場! 改良前モデルの“惜しい点”や、お買い得度はどうなった?
ソニー・ホンダモビリティが「アフィーラ1」の量産型を1月のCESで公開。さらに新たなコンセプトモデルも予告へ
【正体が判明】謎のレクサス版スポーツモデルは「LFA コンセプト」だった。BEVでも“走りの魂”を継ぐ次世代フラッグシップがついに姿を現した
【市販化なるか】“ランクル75周年”に向けて浮かび上がるトヨタ「ランドクルーザー Se」のこれからの動向
【速報】トヨタが新型「GR GT」「GR GT3」を世界初公開! 650psのV8ハイブリッド×アルミ骨格の“次世代フラッグシップ”の正体判明
登場から2年、レクサス「LM」の購入層に変化? 法人だけでなく、買えない「アルファード」横目にファミリー層も獲得か
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!