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カーデザインの巨匠ジウジアーロが“世界一美しいセダン”と認めた「ユーノス500」はなぜ売れなかったのか?

日本では不人気ながら欧州では根強い支持を受ける

だが、販売は思うように伸びなかった。時代は「遊べるクルマ」、つまりワゴンやSUVへと移行しつつあり、セダンは敬遠されていた。

また、デザインの主張が強すぎたこと、V6エンジンの割にはパフォーマンスが平凡だったこと、数字だけの車名ではイメージが湧きにくかったことなども、セールスに影響を与えた。

その後、販売台数の底上げを狙ってユーノス500は幾度となく改良が施される。

1993年1月にはオフブラックのレザー内装やリアスポイラーを装備した「20F-X」を、同年5月には装備を強化した「20Fスペシャル」を追加。

1994年3月のマイナーチェンジでは内外装の意匠変更に加え、FP-DE型1839cc直列4気筒エンジン(115ps)を搭載したエントリーモデルや、専用サスペンションとアドバンA407タイヤ+15インチアルミを組み合わせたスポーティ仕様「20GT-i」も設定された。

こうした多面的な改良にもかかわらず、販売は低迷を続ける。加えてマツダ本体の経営が悪化していたこともあり、ユーノス500は1995年をもって国内販売を終了することになる。

一方で、ユーノス500は欧州市場で根強い支持を受け続けた。現地名「クセドス6」として1999年2月まで販売され、スタイリッシュなスポーツセダンとして独自のポジションを確立していたのだ。

ユーノス500――それは、目の肥えたユーザーにこそ真価が伝わる、本物志向の一台だった。

(終わり)

(写真:マツダ)

>>【画像】美しきセダン。ユーノス500をじっくりチェックする

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