CES 2014、ウェアラブルとクルマの連携
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:川端由美、メーカー各社オフィシャル
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:川端由美、メーカー各社オフィシャル
トヨタは東京モーターショーで展示したFCVコンセプトと、2015年の市販を目指して走行試験中のFCVの試作車を展示した。今後2億ドル以上の投資が行われて、カリフォルニア州で2016年までに水素ステーションが40基に増えるなど、インフラ整備を含めた"本気度"をアピールした。
他の日本車勢では、今年初出展のマツダがシアトルのスタートアップ企業である「OpenCar」とアプリケーション・プラットホームの共同開発を発表したことも話題だ。要は、マツダやオープンカー以外の第三者が開発したアプリを、クルマの中で使えるようになる。
アメリカでカーナビのシェアが高いケンウッドは、フルHD画像を投影できるウェアラブル機器、「ニアアイ ディスプレイ」を発表した。レースのメカニックや整備作業など、プロフェッショナル・ユースを前提に開発された。モノクロではなく、ハイビジョン並みの高精細カラー画像を投影できる仕組みだ。このほか、サイドミラーを省いて、サイドに取り付けたHDカメラの映像を液晶に表示する。マツダ・アクセラのようなコンパクトなモデルに搭載されはじめて注目度が高まっているヘッドアップディスプレイも初出展だ。
JBLやハーマン/カードンなどの高級オーディオで知られるハーマンは、ナビの世界でも実力派だ。Sクラスやアテンザに最新クラウド型ナビを提供しており、同じシリーズはハーレー・ダビッドソンにも搭載されている。Ahaなるネットラジオを通じて、音楽情報の更新や車載カメラで得た情報をクラウド経由で分析して配信する。同社の王道であるオーディオ分野では、ヒュンダイ/キアが採用するシグナル・ドクターに注目だ。音楽などの圧縮をかけられることで一部の音域を失ったり、音のピークを滑らかにされてしまったデジタルデータをアルゴリズムにかけることで、見事に復元! オリジナルの音源に近い厚みのある音を再現する。
日本の家電メーカーも負けてはいない。家電メーカーのイメージが強いパナソニックだが、いまや、自動車部品は同社の中核を担う規模に成長している。黄色のボディ・カラーが目に鮮やかなミニは、あのビートルズの名曲を録音したアビーロード・スタジオとの提携によって生まれたエクスペリメンタルな一台。アビーロード・スタジオ内の録音室ごとの異なる音質を、オリジナルのミニと同じ12個のスピーカーで再現できる。
現状、自動運転とウェアラブル機器でのコントロールはまったく別の技術だが、互いの技術が熟成していけば、音声認識機能でクルマを呼び出せば、レーシングドライバー並みの自動運転で目の前に現れるなんて未来が来るかもしれない。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!