スズキ「ワゴンRスマイル」試乗記 ライトな人とカーマニアに向けた二部構成でお届け
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 86
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 86
スズキから「ワゴンRスマイル」という新しい軽自動車が発売されました。この車は「そもそも車に何を求めるか?」によって、紹介方法も評価も変わるべき車であるように、筆者には思えます。
そのため本稿は二部構成とし、前半と後半で「別々の仮想ユーザーグループ」に向けてお話しをしたいと思います。
まず第一部は、「走行性能うんぬんではなく、とにかく便利で経済的であることを重視したい」という人に向けてお話しいたします。濃い口なカーマニアの方は、第一部は読み飛ばしていただけますと幸いです。
さて、ワゴンRスマイルは、現在隆盛をきわめている「軽スーパーハイトワゴン」に対する軽いアンチテーゼとして誕生した、「絶妙な車高」と「スライドドア」を兼ね備えた軽自動車です。
軽スーパーハイトワゴンというのはスズキ「スペーシア」やホンダ「N-BOX」などのことで、1.8mにも達しようかという強烈な背の高さと、両側スライドドアによる利便性の高さで大人気となっています。
それらよりも1段階背が低い「軽ハイトワゴン(スズキ「ワゴンR」や日産「デイズ」など)」の使い勝手も決して悪くはないのですが、全高が1650mmぐらいでしかないということと、後部ドアがスライド式ではなくヒンジ式(ちょうつがいを起点にバタンと普通に開くタイプ)のドアであるという点で、人気の面では遅れを取っています。やはりヒンジドアですと狭い場所での開閉には気を使いますし、乗り降りも、スライドドアの車と比べればちょっと面倒ですので。
そんななか、2016年9月に登場したのがダイハツの「ムーヴ キャンバス」という車でした。
ムーヴ キャンバスは、スーパーハイトワゴンより13cmぐらい背が低いものの、ハイトワゴンよりは少しだけ高い「1655mm」という絶妙な車高に、便利な両側スライドドアを組み合わせた、それまでにないジャンルの軽自動車でした。
そしてムーヴ キャンバスは、その愛らしいデザインの魅力とも相まってヒット作となり、登場から5年が経過した今も順調に売れ続けています。
そして今回ご紹介するワゴンRスマイルは、スズキがムーヴ キャンバスにぶつけてきた――といえる一台です。
全高はムーヴ キャンバスより4cm高いですが、それでもスーパーハイトワゴンであるスズキ スペーシアと比べれば9cm低い1695mm。そこに便利な両側スライドドアを組み合わせ、ムーヴ キャンバス同様の――というか、いかにも女子っぽいムーヴ キャンバスと比べるなら若干「男女兼用」寄りのデザインをまとわせています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
アルファードの中古価格が下落……いや、やっと適正になった! それでも買うなら「現行の中古」より「先代モデル」がオススメなワケ
NXグループ、半導体産業向け物流ソリューション紹介へ…SEMICON Japan 2025
野村勇斗のSFライツ1年目でのチャンピオン獲得に佐藤琢磨エグゼクティブアドバイザー「最後まで本当に力強かった」
失望する様子を隠さなかったルクレールとハミルトン。フェラーリ代表は「改善点の指摘は我々が求めていること」と態度に納得
7度のF1王者シューマッハーの元マネージャーが自宅で強盗被害に。多額の現金や宝石類を盗まれる
自衛隊も使う最強戦闘機「F-35」の隠れたアキレス腱とは? “解決のための重要拠点”じつは日本にありました
至極滑らかなEV 馴染みやすいHV フィアット600と600e(2) 目立った弱点ナシ
ホンダ「“新”N-BOX」発表に反響多数! 「軽自動車に見えない」「引き締まってる」 価格206万円からで“電動スライドドア”も標準装備! 精悍さアップの特別仕様車「ブラックスタイル」とは?
カワイイ500のお兄さん フィアット600と600e(1) HVかEV選べるハードをチェック
NSKの食用油劣化抑制フィルター、「超モノづくり部品大賞」日本力賞に…軸受の技術を応用
現車を見ずに1970年式グロリアを購入!35年前の憧れと今の理想を融合させたカスタマイズ
326馬力HV搭載!! 米国トヨタ大黒柱・新型「4ランナー」に日本復帰熱望
トヨタ次期「MR2」は「GR MR2」か「GR MR-S」か…相次ぐ商標出願で復活の噂が一気に加速
【実際どうなの?】新型「ルークス」購入者の声。「かどまる四角がかわいい」とデザイン高評価…それでもやっぱり高い?
【12月17日受注開始へ】新型「RAV4」は“日本向け3%”の超争奪戦か。先代人気を踏まえると転売ヤー参戦で“即完売”も避けられない?
V12のフェラーリをリフトアップしちゃいました。「GTC4ルッソ」ベースのオフロード仕様は“本体別”で約2700万円ナリ
【FXもスティングレーも消滅】スズキ「ワゴンR」が一部改良で“カスタムZ顔”に一本化。安全装備アップの裏でターボモデルはまさかの終了
270万円以上の「デリカミニ“デリマルPKG”」が売れまくり!? 比率8割超えの店も…購入者からは「価格以上の満足度」の声
日本でアメ車がほとんど走らない本当の理由。トランプ再登板と逆輸入トヨタ騒動…かつて導入された“フォード製救急車”とは?
【2025-2026 日本COTY受賞】点数競技は野暮だが結論は明快。スバル「フォレスター」が“正解”と言い切れる理由を採点表抜きで語る
【実は“ランクル級”の巨漢】北米ホンダ「パイロット」が日本導入の可能性! 3列8人乗り×全長5.1mの“超ビッグSUV”がトランプ関税で動く?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!