ルノー「キャプチャーE-TECH」は日本のハイブリッドと何が違う? トヨタ「カローラクロス」と比べて見えた意外な個性
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 16
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 16
キャプチャーは「エスプリ アルピーヌ」というグレードで、かつてルノー車をベースにラリーやサーキットで伝説を残し、現在はルノーのスポーツプレミアムブランドとなっているアルピーヌのイメージをインテリアに施したモデルです。
エンブレムやAマーク入りのスポーティなシート、ブルーのラインが入ったシートベルト、随所にあしらわれたフランス国旗を思わせるトリコロールなど、「やっぱりオシャレざんす」と思わせてくれます。
カローラクロスは、日本人が日本で使うのに必要で最適な装備、贅沢ではないけれど安っぽくもない質感、どこをとっても必要十分という絶妙なバランスを保っていると言えます。
「キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH」の車両本体価格は454万9000円(試乗車はオプション込みで463万4690円)、「カローラクロス Z E-Four」は車両本体価格368万9000円(試乗車はオプション込みで409万2700円)です。
WLTCモード燃費は、キャプチャーフルハイブリッドが23.3km/L、カローラクロスが24.6km/Lとなっています。
ちなみに、僕たちが参戦した同パワーユニット搭載の「ルーテシアE-TECHハイブリッド」でのメディア対抗燃費大会では、横浜〜松山(愛媛県)間の863kmを3.0L/100km(=33.3km/L)で走り、優勝を果たしました。
もっとも、走行のおおよそはメインドライバーである自動車評論家の国沢光宏さんによるドライブでしたが…。一般の人が通常走行で出すのは難しい数値かもしれませんが、それだけのポテンシャルがあるということです。
ボディサイズは4240mm×1795mm×1590mmと4455mm×1825mm×1620mmで、キャプチャーはカローラクロスより一回り小さいBセグメント、カローラクロスはCセグメントといったところでしょうか。
重量は意外にもキャプチャー(2WD)が1420kg、カローラクロスが1490kg(2WDは1400kg)と、同じ2WDであればカローラクロスのほうが軽量です。
今回、まだまだ馴染みの薄いフランス製フルハイブリッドがどのようなものかを炙り出すため、日本製フルハイブリッドの代表格としてカローラクロスを引き合いに出させていただきました。
それぞれのユーザー像をイメージすると、キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECHは、所有するなら誰もが乗っているようなのはイヤ。個性的でオシャレなものを望んでいる、なにより積極的に楽しく走るのが好きという方にオススメ。
カローラクロスは、間違いない選択をしたい、派手ではないけど落ち着いたキャラクターが好み、運転は安全安心が一番で楽に移動したい、という方にオススメかと思いました。
この2台をあえて比較すると、スペックや価格ではカローラクロスに軍配が上がるように思えますが、キャプチャーのしなやかな足まわりやフレンチホットハッチ的なハンドリング、アクセルを踏んだときの加速感は僕にとってとても気持ちよく、他の性能に代え難い唯一無二の価値だと感じました。
あるいは、「カローラクロスGRスポーツ」(残念ながら未試乗)だったら、その走りの魅力もキャプチャーと同等以上のモノがあるかもしれませんね。
(終わり)
写真:小林和久(株式会社ヘンシュウシャ)
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