新種の3シリーズ、グランツーリスモ日本上陸
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
※ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のアラン・ハリス氏(写真右)と、BMW AG・ドイツ本社でエクステリア・クリエイティブ・ディレクターを務める永島譲二氏
BMWの中核モデルである3シリーズに新たなボディバリエーション「3シリーズ グランツーリスモ」が加わった。位置付け的には、3シリーズツーリングと5シリーズセダンの間を埋めるモデルとなる。「3シリーズは好きだけど、多くの人が乗っているしな~」というユーザーにとっては、狙い目のモデルの登場といえる。
クーペのようなエレガントなフォルムや躍動感のあるデザイン、広々とした室内空間、高い機能性が与えられた3シリーズ グランツーリスモ。ボディサイズは全長4825mm×全幅1830mm×全高1510mm、ホイールベース2920mmで、3シリーズツーリングと比べると、200mm長く、30mmワイドで、50mm背が高く、ホイールベースも110mm長い。BMWの象徴であるキドニー・グリルもワイドになり、新デザインのフロントエプロンも相まって、パワフルな印象が強められた。
長くなったホイールベースは後席とラゲッジルームに割り当てられ、後席レッグルームはツーリングから約70mm伸び、ラゲッジルームは25リッター増の520リッターを確保している。ラゲッジルームは後席前倒しで最大1600リッターまで広がり、フロア下収納も用意。またオートマチック・テールゲートや、足をバンパー下にかざすだけでテールゲートを開けることができるスマート・オープナー機能も標準で備える。シートポジションはツーリングから約60mm高くなっている。
エンジンはいずれも直噴ツインターボで、「320i」に2.0リッター直4(184ps/270Nm、15.0km/L)、「328i」に出力違いの2.0リッター直4(245ps/350Nm、14.7km/L)、「335i」に3.0リッター直6(306ps/400Nm、12.5km/L)が搭載される。いずれも8速ATと組み合わされ、アイドリングストップ機能やECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールを備える。全モデルがエコカー減税の対象モデルだ。ちなみにディーゼル(欧州では販売)やハイブリッドの導入予定は今のところ無いという。
注目したいのは、空力アップの新アイテムだ。まずは「アクティブ・リアスポイラー」。通常時はリアエンドにそれと分からぬように格納されているが、車速に応じて自動的にせり上がり、空気の流れを調整してダウンフォースを確保する。手動でも操作可能。もうひとつは、フロントサイドパネルに設けられた「エア・ブリーザー」と呼ばれるエアダクト。フロントホイール周辺で発生する乱気流を抑え、空気抵抗を低減させるという。いずれもBMWとして初採用となる。Cd値は0.29で、3シリーズセダンと同等レベルだ。前後重量配分はもちろん50:50をキープしている。
価格は素の「320iグランツーリスモ」が494万円、「Sport/Modern/Luxury」の各デザインラインが514万円、「M Sport」が543万円。ツーリングの同グレードからは23万円~28万円の価格アップとなる。
「328iグランツーリスモ」は599万円、各デザインラインが619万円、M Sportが648万円。ツーリングの同グレードからは8万円~16万円の価格アップ。「335iグランツーリスモ」は730万円、各デザインラインが750万円、M Sportが776万円。M Sportのみ納車が秋になる見込みだ。
今年になってから既に「M6グランクーペ」や「Z4」、MINIブランドからは「MINIペースマン」を送り込んでいるBMW。ニューモデル攻勢は今後も続き、日本では秋までに「4シリーズクーペ」や「i」ブランドの投入を発表する。「i」ブランドの市販モデルは、「i3」が2014年の第一四半期、「i8」が2014年後半にデビューする予定だ。また、「コンセプトX4」の市販モデルも2014年内に投入されるという。
※写真は335iグランツーリスモ Sport
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