次期レクサスIS秒読み プロトタイプの走りは?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:トヨタ自動車
「LEXUS Meet the Engineer」と題される「次期IS」のロングリードイベントがカリフォルニアのロサンゼルス郊外で行われた。ロングリードとは欧米自動車界では常識的に行われている新車の儀式であり、正式に発表される前に主要メディアに新車を紹介し、充分な知識を持って記事化してもらうイベントである。日本ではクローズしたコースでないと許可されないが、欧米では正式に型式認定を受けていなくても、開発中のプロトタイプを公道で走らせることができるのだ。
こうしたプロトタイプの試乗会では基本的に記事化は発表会まで解禁できないことが多いが、最近はメディアも多様化したために「プロトタイプ試乗」という条件つきで記事化が許可されるケースもある。今回はこのケースに相当する。
「LEXUS Meet the Engineer」には欧米中という主力市場のメディアが参加する。今回の新型ISの場合、具体的なスペックはボディサイズ以外は明らかにされていないし、試験車はカモフラージュが施された状態での試乗であった。しかし、クローズされたコースでジムカーナ的に走りをチェックした後は、ロス郊外のワインディングで一般道路の走りも試すことができた。
まずはレクサスについておさらいしておこう。アメリカはレクサスの故郷であり、日本で市販されていないレクサスモデルも多数存在する。例えばFFカムリベースで開発される「ES」は高級なFFサルーンとしてレクサスの収益を支えるほど売れている。「GX」「LX」という高級SUVも存在する。
アメリカのレクサス・ディーラーに行くと、大小たくさんのレクサスが並んでいるわけだ。もっとも小さいのはプリウスのプラットフォームで開発されたCT200h。もっとも大きいのが5.7リッターV8エンジンを積むレクサスLX570だ。リーマンショックで大打撃を受けたレクサスだが、販売数は震災前の数字に戻りつつある。
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