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おしゃれ系ミニバン筆頭の新型「カングー」はマジメな欧州車だった【ショートレビュー】

おしゃれ系ミニバン筆頭の新型「カングー」はマジメな欧州車だった【ショートレビュー】

ルノー カングー ヴァリエテ

デカングーから更に大きくなった

「JAIA輸入車試乗会」ショートレビュー、「CLA200dシューティングブレイク」、「X1 xDrive20d M sport」に続きまして、編集K担当のラストはルノー「カングー ヴァリエテ」であります。

|1枠目の記事はこちら|
やっぱりメルセデスはいいクルマだった…CLA200dシューティングブレイク【ショートレビュー】

|2枠目の記事はこちら|
BMW最小SUVは走ってヨシ、使ってヨシの万能車だった X1 xDrive20d M sport【ショートレビュー】

さて、今回もはじめにカングーについて軽くおさらいしていきたいと思います。

初代カングーは1997年に登場。ルノー「エクスプレス」という貨物車の後継として開発され、荷室を大きく取るために高められた背丈がデザインの特徴となり、以降のカングーにも受け継がれています。

日本では2002年に導入され、ボディサイズは全長4035×全幅1675×全高1810mmと国内では取り回しのいいサイズであったことと、愛嬌のあるデザインがあいまってヤングファミリーを中心に人気となりました。2代目が大型化したことで愛好家からは「コカングー(小カングー)」の愛称で親しまれています。

【初代ルノー カングーの各種情報はこちら】
価格とスペックは?ユーザーレビューを見る中古車情報

2代目は2007年に登場し、国内には2009年に導入。先述の通り、ボディが全長4280x全幅1830x全高1810mmと大型化し、愛好家からは「デカングー」と呼ばれています。

サイズが大きくなりつつも、愛嬌のあるデザインは受け継がれ人気のモデルとなりました。2010年には「カングー ビボップ」という3ドアのショートバージョンも国内導入されましたが、翌年2011年に販売終了しています。

【2代目ルノー カングーの各種情報はこちら】
価格とスペックは?ユーザーレビューを見る中古車情報

現行型となる3代目は、先代までのゆるふわ系から、モダンでシャープなスタイルに変更。現行ルノーデザインの流れにそった、C型のヘッドランプや大型グリルなどが採用されています。

ボディサイズはさらに大型化され、全長4490×全幅1860×全高1810mm、ホイールベースは2715mmと、先代より全長が+210mm、全幅が+30mm、ホイールベースは+15mm延長されました。

パワートレーンは1.3L直列4気筒ガソリンターボ(最高出力130ps/最大トルク240Nm)と、1.5L直列4気筒ディーゼルターボ(最高出力115ps、最大トルク270Nm)を設定。トランスミッションはどちらも7速DCTとなります。

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【ヌーヴォー解禁】カングーに葡萄畑をイメージしたワインレッドの限定車登場。420万円から

今回試乗したカングー ヴァリエテは150台の限定車で、第一弾は2023年10月に発売。ボディカラーはギア感高めのグレー系の「グリアーバン」に無塗装の黒バンパー&スチールホイールという組み合わせでした。

試乗車は2024年2月22日発売の第二弾で、ボルドー地方の美しいブドウ畑がイメージという深みのある赤の「ルージュ カルマン メタリック」を採用。カラーバンパー&17インチアルミホイール仕様と、無塗装の黒バンパー&スチールホイールの2タイプが設定されています。エンジンは1.3L直列4気筒ガソリンターボのみの設定。

価格はカラーバンパー仕様が427万円で、黒バンパー仕様が420万円です。

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(次のページに続く)

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