新型V40に試乗! 四角くないボルボの完成形
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
エントリーモデルとは言え、そこはボルボ。V40もセーフティ性能には非常に力が入っている。注目の新装備が、オプションの歩行者用エアバッグ。これは歩行者との接触時にボンネットを浮き上がらせ、またAピラー~フロントウインドウをカバーすることで頭部衝突時の衝撃を緩和する世界初の装備である。
それだけじゃない。お馴染みシティセーフティは、作動速度域が30km/h以下から50km/以下にまで引き上げられている。更にヒューマンセーフティを含むオプションのセーフティパッケージを見ると、車両左右後方の死角を監視するBLISは従来のカメラ式からレーダー式となり、検知性能が大幅に向上。また、車線から逸脱しそうになるとステアリングを振動させて警告するLKA、アクティブハイビーム等々、充実した内容を誇っている。
内容はこのセグメントで断トツなのはもちろん、実は現時点ではボルボの上級車種をも凌いでいる。しかも、それだけでなく従来からの装備もしっかりアップデートしているのだから感心させられる。しかも、価格はこれで20万円なのだから破格だ。せっかくボルボを買うのに、セーフティパッケージを選ばない手は無い。
何しろV40は車両価格だって驚きである。T4が269万円、T4 SEでも309万円というベース価格は内容、そして装備の充実度からすれば、とんでもないバーゲンと言っていい。オプションのナビゲーションパッケージは20万円。そこまで付けても十分にリーズナブルと言える。
あまりにホメ過ぎという感もあるが、一点だけ惜しいなと思ったのがラゲッジスペースだ。使い勝手は色々と練られているのだが、容量はボルボのVモデルとしては、あるいはV50の後継モデルとしては、やはり少々物足りない。しかし、引っ掛かるのはこのぐらいである。そもそもV40、きっと一番アピールするのは新規ユーザーであり、価格を考えても従来のV50ユーザーはV60で吸収できる。そう考えれば、あまり問題ではないのだろう。
やはりボルボV40、今後このクラスにおける相当に有力な選択肢として浮上してくるのは間違いない。何を買うにせよ、少なくともコレを見てから決めた方が良さそうだ。
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