「マツダよ、お前もか」。新“フラット”エンブレムに賛否両論…各社が多額のコストをかけ刷新する理由とは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 100
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フラットデザインは「デジタルファースト」の時代に親和性が高い意匠です。フォルクスワーゲンがデザインを変更した際も、主にデジタル上での視認性の向上が目的と述べられていました。
また、先進運転支援システム(ADAS)の進歩にともない、ミリ波レーダーユニットとフロントエンブレムが一体化するケースも増えており、エンブレムの材質や形状の工夫によりレーダーに与える影響を最小限にすることが求められています。
加えて、どんどん先鋭化する自動車デザインにおいて、旧来のエンブレムと親和性がとれなくなる懸念もあるでしょう。
さらにエンブレムを発光させることも近年のトレンドです。発光エンブレムはそもそも凹凸が目立たないためフラットデザインとの相性が良く、そのような環境下では、フラットデザインのエンブレムは製造コストダウンを図るための合理的な一手となりえます。
多額のコストがかかるフラットデザインへの移行は、自動車メーカーにとって実は多くのメリットがあります。同時に、これは歯止めがきかない時代の流れともいえるでしょう。エンブレムおよび企業ロゴのフラット化は単なる流行り廃りではなく、社会全体がデジタル化へ進む流れを色濃く反映した必然的な事柄とも捉えられます。
(終わり)
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