CX-5&CX-8商品改良 「らしくない」ガソリンターボ、ドライブ好きに勧めたい6MT
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:篠原 晃一 2
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開発プロセスが終了して完成に至ったアイテムは、定期改良のタイミングを待つことなく導入することで、すでに販売中の車両にも常に「最新モデル」としての商品力を与え続ける――これが、昨今のマツダ車に共通をする、クルマづくりの基本的なスタンス。今年になってからでもCX-3やロードスター、アテンザなどに前例が見られる、マツダが「商品改良」と称するリファインが、CX-5とCX-8というこのブランド内では比較的大柄なSUVに対して、相次いで実施された。
両モデルに共通する今回のリファインの見どころは「走る歓びの深化」というキャッチフレーズと共に行われたターボ付きガソリンエンジンの日本初導入と、コーナーターンイン時に操縦応答性を向上させる「G-ベクタリングコントロール」をベースに、コーナーターンアウト時にも効果を持たせるべく発展させた「G-ベクタリングコントロールプラス」の採用だ。
それぞれではCX-5のディーゼルモデルに6MTの設定や2017年末の発売後初のリファインとなるCX-8には、最上級グレードに2列目をベンチシート化した7人乗り仕様を設定したり、リアアンダーフロアへの制振材追加などで特に高速走行時における3列目シートの静粛性を向上させるなど「質感のさらなる深化」というテーマに沿ったメニューが導入されたことも見逃せないポイントになっている。
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