新型ムーヴ、軽のロングセラーはどこまで進化した?
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:中野 英幸
小さいクルマへの乗り換えで気になる安全面においては、低速域衝突回避支援ブレーキ、アクセルとブレーキの踏み間違い事故を抑制する誤発進抑制機能を含む「スマートアシスト」に後退時の衝突事故の被害を回避または軽減する「後方誤発進抑制制御機能」が加わったこと。さらに、横滑り防止装置(VSC)やトラクションコントロール(TRC)、坂道での後退を抑制するヒルホールド機能が全車に標準装備されている。
デザインをみると、標準モデルのムーヴはヘッドランプの雰囲気こそ先代から受け継がれているが、これまでの素朴な表情と比べると、2つのライトの間を横切る第3のグリルが加わったことで、堂々とした顔つきに進化した。平面をラウンドさせて張りをもたせたフォルムはボディカラーが映えるデザインで、実際に目にすると先代よりも上質さは格段に増していると感じる。
一方で、「X」の文字をモチーフにデザインされたというムーヴ カスタムはどっしりと構えた出で立ちで存在感が大幅アップ。フロントバンパーからサイドに繋がるフェンダーアーチにはダイナミックな抑揚が与えられて頼もしくなった。夜間の印象をガラリと変えるのがLEDのイルミネーション。ヘッドランプ周りは白色の光がクリアな視界を確保するほか、高性能な輸入車的にテールランプがムーディーな後ろ姿を演出するあたりがニクい。
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