新型ムーヴ、軽のロングセラーはどこまで進化した?
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:中野 英幸
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そして、なんと言っても最大の進化のポイントはボディの骨格から見直した基本性能の向上だ。ボディの板厚は1.5倍に強化しながら、軽量高剛性のハイテン材を採用したほか、ボディの一部に樹脂外板を採用。バックドアは横開きから縦開きに変更、余分な補強材の削減などの効果でボディ単体でマイナス20kgのダイエットに成功した。
「軽いのはいいけど、走りの信頼性は?」と気になるところだが、実際はむしろその逆。ステアリングの支持剛性は2倍、フロント周りの横剛性アップ、シートが揺すられる要因となるフロア剛性をしっかりさせるなど、上半身はアスリートのごとくガッチリ構えることで足がしっかり働くクルマへと進化させている。
ダイハツでは「フォースコントロール」という言葉を使っているが、路面のうねりや段差など、乗員が知らず知らずのうちに受ける衝撃をクルマ側がコントロールすることでフラットな走りと快適な乗り心地を実現してみせるというワケだ。
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