4WD&トルコン8速AT採用の新型M5はハンドリング性能と乗り心地で群を抜く
掲載 更新 carview! 文:菰田 潔/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:菰田 潔/写真:BMWジャパン
6代目に生まれ変わったBMW M5は、一般道、ワインディングロード、高速道路、サーキットも含めて大きく進化し完璧な走りをみせた。ポルトガルで開催された国際プレス試乗会での試乗インプレッションとともにニューM5の詳細をお伝えしよう。
まずはその歴史から。1984年に登場した開発コードE28SからBMW M5が始まった。5ナンバーサイズの2世代目5シリーズをベースに、M1から移植した直列6気筒3.5リッタービッグシックスを搭載。最高速度は250km/hと当時としてはスーパーカーも顔負けのハイパフォーマンスを発揮していた。
2代目は1988年に登場した開発コードE34Sである。イギリス、オーストラリア、日本向けに右ハンドルも用意された。初期は3.6リッターのビッグシックスを搭載していたが、4年後の1992年には3.8リッターに排気量が増えた。
3代目は1998年に登場した開発コードE39Sである。5シリーズの上級車種がV型8気筒でパワーアップしているのに合わせて、M5も5リッターV型8気筒エンジンを搭載してさらなる性能向上を図った。0-100km/hが5.3秒と当時としては俊足だった。
4代目は2005年のE60である。2007年にはE61と呼ばれるM5のツーリングも登場したが日本には正式輸入されなかった。E34Sに続いてM5のツーリングは2モデル目である。E60のトピックはレーシングエンジンのような作りのM社自慢の5リッターV型10気筒だった。507psはNAエンジンらしく7750rpmという高回転で発揮した。7速SMGの2ペダルが採用され、ローンチコントロールにより0-100km/hは4.7秒まで短縮された。これまで最高速度は250km/hだったが、BMW Driving Experienceを受講してMドライバーズパッケージを選べばリミッターが外れて305km/hになった。
5代目は2011年に登場したF10Mである。贅沢にもV型10気筒は1代限りで終わり、新エンジンは4.4リッターV型8気筒ツインターボへと大きく方向転換した。560psと680Nmは初代M5の2倍の力だ。E60ではシングルクラッチのSMGだったが、F10MではMデュアルクラッチの7速DCTになり、0-100km/hは4.3秒、最高速度は315km/hにアップした。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
BMW「X1」など47車種 計3万台超リコール 統合ブレーキユニットに不具合
[燃費]か走りどっちを取る!? トヨタ [カローラクロス]とスバル [クロストレック]を比較する!!
ホンダF1の「怖~いハナシ」創成期の不幸な事故と黄金期の黒星にまつわる「奇妙な縁」
えぇぇぇクロスオーバー化!? 日産の[新型リーフ]は2025年秋デビューか!!
発売間近! トヨタ「GRヤリス」の「エアロパッケージ(プロトタイプ)」のパーツ6点の機能を紹介…バンパー脱落防止のボルトも注目です
洒落たフランス車をお手頃に プジョー208(初代) UK中古車ガイド ウェットベルトにご注意
約30脚ものシートがズラリ! チャイルドシートのブランド「リーマン」とのコラボモデルも…BRIDEの新作ラインアップは注目モデルのオンパレードです
2025年版 小型で実用的な欧州Bセグ・ハッチバック 10選 キビキビした走りと多用途性
なぜ日産「フェアレディZ NISMO」は往年の「240ZG」をオマージュ? デザイナーにこだわりの数々を直撃インタビュー
まさに“電撃移籍”。野尻智紀のスーパーフォーミュラ王座2度獲得に貢献した一瀬俊浩エンジニアがスリーボンド加入、無得点チームに光もたらすか
ステーションワゴンも存在 ジャガーXJ-S 21年作られた大猫(2) 特別な暮らしを送れそう?
V12は幻の「XJ13」由来 ジャガーXJ-S 21年作られた大猫(1) 製造品質が乱した所有体験
【逃げられないの?】増殖中の「ゲートなし・ロック板なし」駐車場は、運営者も利用者もメリットだらけだった
改良版「ソリオ」の顔面にネット震撼。マイルドハイブリッドに高評価も「20~30万円アップはきつい…」の悲鳴
【軟派なSUVとは別次元】「アウトランダー」と「トライトン」が雪上で見せた“三菱四駆の頼もしさ”の正体とは
スランプ気味「N-BOX」と最近好調「スペーシア」。王座防衛戦でキングに“足りない魅力”とは?
【ぼったくり注意】オイル交換頻度の正解は?「5000kmもしくは半年」は店に騙されているのか
【本当はどうなの?】「フロンクス」オーナーのリアルな本音…機能・コスパ◎も、弱点は狭さとパワー不足
夢の技術「スカイアクティブX」終了のニュースは本当? 噂の「スカイアクティブZ」との関係は?
【朗報】ロードスター35周年記念車が想定以上のバカ売れで増産決定。今ならまだ間に合う報せも到着、欲しい人はダッシュ!
5ドア「ノマド」発売で…本当はどれがいいの? 大人気「ジムニー」の選び方と、ノマドの意外な弱点
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!