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ウエットグリップもハンドリングも快適性も環境性能もデザインも。新作「プライマシー5」はミシュランらしさが最も詰まった“全部乗せタイヤ”だった

ウエットグリップもハンドリングも快適性も環境性能もデザインも。新作「プライマシー5」はミシュランらしさが最も詰まった“全部乗せタイヤ”だった

撮影:ハシモトタカシ

圧倒的なウエットグリップ力が溝が減っても続く驚き

その性能を如実に体感できるのが、ウエット路面において80km/hからのフルブレーキテストだ。

今回はVW「ゴルフ(eTSI)」で新品と残溝2mmのプライマシー5を比較したのだが、新品の方の止まり方はまさに驚異的。ブレーキを踏み始めた瞬間から減速Gが素早く立ち上がり、しっかりとした手応えとともにギュギュギュとタイヤが路面を掴んでいく。リアがフラフラして怖い思いをすることなく、この制動距離の短さと「止まってくれる」という手応えは、いざという時の安心感につながるだろう。

一方で、さすがに残溝2mmともなると排水力の低下でブレーキング初期の減速力は新品に負けるものの、60km/h以下ぐらいまで速度が落ちると(それまでの時間もほんの一瞬なのだが)、止まっているという手応えがハッキリと感じられしっかり止まる。実際に計測すると、制動距離はおよそ1.3倍程度にしか伸びてはなかった。

1.3倍と言われてもいまいちピンとこないかもしれないが、残溝2mmというのはぱっと見ほぼツルツル。ここまで減った状態でリアルワールドで使われることはほとんどないだろうし、すぐに履き替えるべき危険な領域。そんな極限の状態でもしっかり性能が確保されているのだから、改めてミシュランの技術力の高さには驚かされる。

雨天時の性能の高さは、ウエットハンドリング路でのテストでも光る。

ハンドリング路では、プライマシー5と先代プライマシーSUV+をコンパクトSUVのメルセデス・ベンツ「GLA」で比較したのだが、まずそもそもプライマシーSUV+ですら十分な性能なのだ。コンフォートタイヤといえどハンドルの手応えはしっかりしており、ウエット路面でも狙った通りのラインを正確にトレースしていく様は、下手なスポーツタイヤよりよっぽどいい。

しかしプライマシー5では、SUV専用設計ではないにも関わらずこちらもハンドリングは正確で、腰砕やフラフラ・ゆらゆらする印象はない。舵を入れた瞬間からクルマがしっかりと反応するので、まるでドライ路面を走っているかのような安心感がある。プライマシー5に一本化されたネガは一切ないと言っていいだろう。

もちろんウエット性能も上がっており、滑り出す限界速度もプライマシーSUV+と比べて高くなっている。それに、たとえ滑ったとしてもその挙動に唐突感がなく穏やかで限界域でのコントロールがラクなのだ。この過渡特性の穏やかさこそドライバーに安心感を与えくれるポイントであり、筆者がミシュランに対し好印象を抱く点でもある。

(次ページに続く)

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