【トヨタ「GR GT」は“世界と戦える”のか?】V8ハイブリッド×アルミ骨格の怪物スペックに潜む弱点と、成功するための“決定的な条件”とは
掲載 carview! 文:山本 晋也 29
掲載 carview! 文:山本 晋也 29
実際、トヨタはGR GTについて「トヨタ 2000GT、レクサス LFAに続くフラッグシップ」と位置づけています。LFAの新車価格は2010年の発表時で3750万円というものでした。貨幣価値の変化などを考慮すると、GR GTの価格が5000万円をくだることはないのではないでしょうか。
当然、ターゲットユーザーは世界の超富裕層となります。
その意味では、庶民には関係のないトヨタ(GR)のフラッグシップといえますが、はたしてGR GTを超富裕層は評価するでしょうか。
たしかにガズー レーシングはWRC(世界ラリー選手権)において十分な成績を残していますから「GR」ブランドの認知度は高いでしょう。ただし、GR GTのコンセプトは公道を走るレーシングカーであって、公道仕様のラリーマシンではありません。
ラリーもレースではありますが、「公道を走るレーシングカー」という表記から想像するのはサーキットを走るレースでしょう。F1などのフォーミュラカーと異なることは、スタイリングからも自明です。
ル・マン24時間耐久に代表される耐久レースでの活躍こそが、GR GTのブランド価値を高めるためには必須といえます。
ご存知のように、トヨタはレクサス「RC」にGT3バージョンを用意して、長らく世界中に供給してきました。ただし、耐久レースにおいて圧倒的な強さを示したという印象はない、というのが正直なところで、そのイメージをGR GTへ展開することは難しいといえます。
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