【250万円越え】新型コンパクトSUV「フロンクス」は“スズキの高級車”の悪夢を払拭できるのか?
掲載 更新 carview! 文:編集部 14
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最後に価格に関して。フロンクスの価格は、254万1000円(FF)と273万9000円(4WD)となっており、トヨタからのOEMであるミニバン「ランディ」を除いてフロンクスはいま日本のスズキのラインアップで最も“高級な車”となっている。
海外ではフロンクスよりも大型で高価なモデルも存在し、スズキの関係者は「ラインアップ上たまたまそうなった」と否定したが、個人的には国内市場におけるスズキのフラッグシップとしての役割も求められるように感じる。上手くいけば「低価格」というスズキのイメージを払拭できるかもしれないのだ。
走りは別稿に譲るとして、実車を見た限り内外装の質感やナビや先進安全技術といった標準装備の内容を含め、コスパは非常に高くライバルと比べ高価とは言えないし、そもそもライバルはもっと高価なものもある。しかし内容的には適正でも、250万円という額面を高いと受け取られてしまうのが100万円台のモデルが多いスズキの辛いところだ。
なお1グレード(FFと4WD)での展開に関し、フロンクスの主査を務めた商品企画本部の森田祐司氏は、「(インドからの輸入ということもあり)供給を安定させるということと、フロンクスのコンセプトをしっかりと伝えるという意味で1グレードにした」と説明してくれた。
フロンクスのインドでの販売は非常に好調のようで「市場の伸びが非常に急ということもあり、(生産する全てを)インドに供給すべきじゃないかという問題も出てきている」(鈴木社長)と言うほど、世界各地でタマの奪い合いだそう。
スズキの高級車として誕生した「キザシ」や、やや値段の高かった「バレーノ」の国内販売は振るわなかったが、激戦の国内コンパクトSUV市場の中で、スズキとしては高価格帯に位置するフロンクスの販売の行方に注目が集まる。
なお、月販目標1000台に対し事前受注は早くも9000台を突破。若年層といったこれまでスズキがなかなかリーチできなかった層の引き合いも多いそうで、どうやら三度目の正直となりそうだ。
(終わり)
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